野﨑まど 『舞面真面とお面の女』


舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)/野崎 まど

¥594
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工学部の大学院生・舞面真面(まいつらまとも)は、ある年の暮れに叔父の影面からの呼び出しを受け、山中の邸宅に赴く。そこで頼まれたこととは、真面の曽祖父であり、財閥の長だった男、舞面被面が残した遺言の解明だった。従姉妹の水面とともに謎に挑んでいく真面だったが、不思議な面をつけた少女が現われたことによって調査は思わぬ方向に進み…。




以上、Amazonの内容紹介を丸コピしましたすいません←




『[映]アムリタ』でデビューした野﨑まどの二作目。


前作は、軽くて読みやすくてユーモラスな文体での超絶技巧(というか超展開)に驚いた記憶があるけど、今回もまた期待通りの軽くて読みやすくて(以下省略)だった。



分量的には短いのでアレコレ語ることもない。


とりあえず気軽に読んで、その構成の巧みさに驚いてください。



ミステリ的なアプローチから、ミステリを超えた領域にまで踏み込むのが特徴かな。












メディアワークス文庫から出ている野﨑作品の集大成として、『2』という作品があるんだけど、どうやらそれはこれまでの野﨑作品の登場人物が一堂に会するものらしい。


というわけで、『[映]アムリタ』再読からの、『2』へと至る道を歩もうと思う。



具体的には、『[映]アムリタ』→『舞面真面とお面の女』→『死なない生徒殺人事件』→『小説家の作り方』→『パーフェクトフレンド』→『2』という道程である。(刊行順)




さて、次は『死なない生徒殺人事件』だ。











※ハロヲタ向けの小噺



ところで本作には脇役として「熊さん(熊 佳苗)」という二十歳前後のお手伝いさんがちょっとだけ出てくるんだけど、これが実に面白いキャラなんですよw


実写でやるなら、ぜひだーいしにやってほしい。


そう言えばなんとなくわかりますでしょうか?w



だーいしがやったら最高だろうなぁ。実写化してくれないかなぁw