さてさて続きです。これで最後。









本編も終わり、アンコールの大合唱。





いつも思うけど、メンバーが袖にハケた瞬間から「アンコール」って叫ぶのは、よく考えると凄いよねw
「いまハケたばっかだよ!w」とツッコミたくなる。
まぁ、じゃないと言うきっかけが掴めないからしょがないんだろうけど。



しかしそんな呑気なことを考えていたら、事件は起こったのだ。


みなさんもうご存知でしょうけど、アンコール時に不審者がステージに上がったんですよ。


事が起きたのは、アンコールも終盤になった辺り。
ステージ横(自分は袖から出てきたように見えたけど、客席から上がったという証言もあってよくわからん)からゆっくりと出てきたそいつは、ステージの中央に立つと、両手を上げ、「みんなちょっと静かにしておくれ」みたいなポーズをとりました。


もちろん照明は点いてなかったのでハッキリとは見えませんでしたが、ヲタTとかじゃない普通の恰好をした(むしろオシャレな)男で、帽子を被ってましたね。
年齢は不明ですが、自分は30代~40代かなーとなんとなく思ったり。


当然みんな「なんだあいつは」となり、前方にいたファンはアンコールをやめて事の成り行きを窺っていました。(だってあまりに堂々としてるから、なんかの演出かと思ったよ)


後ろのほうのファンはよく見えなかったようで、コールし続けてましたけどね。


そしてそいつはおもむろに何かを取り出すと、プ~っとラッパのような音を出し始めました。


そう、自分は最初、ラッパでも吹いてるのかと思ったんですよw
あとから聞いた話によれば、あれはピアニカだったそうで。しかも(本当かどうか知らないけど)『グルグルJUMP』を演奏していたようですw


しかし、せっかくステージにまで乱入してピアニカを披露してるというのに、アンコールをやめない後方ヲタのせいでイマイチ聴こえない。
それに困ったのか、一旦演奏をやめてステージの斜め後ろのほうにフラフラ歩き始めるピアニカマン。


とここでようやくスタッフが(ステージ中央から)飛び出して、不審者を風のようにかっさらっていったのでした。


それはそれは見事なタックルで、まるで相手が小さな子供であるかのように袖にかっさらって行きましたね。


言うても結構背の高い成人男性ですよ。
その体をあそこまで一瞬で持っていったということは、相当凄まじいタックルを喰らったに違いありません。
スタッフさんも蒼ざめて、火事場の馬鹿力が出たんでしょうかw



そこでようやくあれは演出でもなんでもなく、不審者がステージに乱入したのだと気付き、「えぇぇぇ………」と苦笑と戸惑いの声を上げるヲタ一同。



そして、不審者が排除されてからわずか3秒後くらいにメンバーが出てきて、新曲『What is LOVE?』を歌い上げました。





いやいやいや。
あいつはなんやねん、と。




スタッフがあまりに見事なタックルを決めるもんだから最初は思わず笑ってしまいましたが、メンバーが出てきた辺りで「これは笑えん……」と戦慄しましたね。


なんたって、ハローでは前代未聞ですよ。ステージに上がったヲタなんて。


スタッフに排除はされたものの、裏で暴れまわってたらどうしようとか、爆弾を使ったテロだったらどうしようとか、色々心配しちゃったよ。いやマジで。


最悪、我々ファンは死んでもいいけど、頼むからメンバーだけは無事に逃がしてやってくれとかちょいとリアルに(そして勝手に)神頼みしちゃったよね。心配性なんでw




ちょっとここは言いたいことが山ほどあるので、また別の更新で書きますね。






そんなことがあったので、せっかくの新曲も最初はちょっと上の空でした。


しかしそんな精神状態でも、イントロのダンスが物凄いということは本能でわかったw


パッキパキに激しい、細かいダンス。
あれは単純に、視覚的に圧倒されます。ホント凄い。



歌が始まった辺りで精神を持ち直し、とりあえず何事もなかったようだからステージに集中しようと気持ちを切り替える自分。


この曲についての結論としては、ぜひこれをシングルで出すべきだということです。


『わき愛J/愛の軍団』に比べると派手さが足りないかなぁなんて思ってましたが、ライヴで見たらその完成度の高さに驚きですよ。


今までの曲を、より洗練させたという印象。


激しさやカッコよさの中にもちょっとコミカルな要素があるのが娘。らしいですね。


まさしく《パフォーマンス集団》と言うべきクオリティでした。








そうこうしているうちに残り一曲となってしまい、最後のメンバーMCに。


ここはほとんどが定型文の挨拶なんですが、まーちゃんが挨拶中にステージ袖に何か見えたのか、一瞬めっちゃビビっていました。


たぶん例の不審者騒ぎがあったから、過剰に驚いてしまったんでしょうね。


まぁなんでもなくて、まーちゃんの勘違いだったので良かった。


でもまーちゃんの反応を見て、オレもびっくりしちゃったよ。また何かあったんじゃないかと思って。


それでなくてもまーちゃんは、定型文が覚えられなくて「え~っと……」みたいに考えながら話してたってのにw



えりぽんはここでも見事にエーイングに繋げる挨拶をしてて、さすがだなと思いましたw



そんな中、さゆだけはアドリブも許されてるのか、ソロMCで言った「アウトな人」ネタをここで出し、「客席一人ひとりを見ていたら、アウトな人ばかりでしたー!みなさんアウトですかー?」→ヲタ歓声。さゆ「アウトな人最高だぜー!」という見事な帰結。


乱入騒ぎには恐らくメンバーも気付いていたでしょうが、ちょっと変な空気になったかもしれないというのを察して、「最後まで笑顔で帰ってもらいたい」という気遣いからこのネタをぶち込んできたのかな~なんて勝手に推察していた自分ですw


まぁ最初から「アウトな人最高」で締める予定だったんでしょうけど、図らずもリアルにアウトな人が出現してしまったということで、このネタで締めるのはより必要なことになったのでしょう。


笑える事件ではないけど、せめてライヴ中はハプニングも笑いに変えて楽しんでもらおうという気遣いと、それを見事なトークで披露するさゆの手腕。



さすがリーダー。頼もしい。




って勝手に感動しました←









そして最後の曲、『OK YEAH!』。


ここでも研修生が登場し、大人数で盛り上がりました。


もうここまでくると、言葉はいらないよね。(←思いつかないだけ)



ところで研修生に関しては、たいへん申し訳ないけどあまり見れなかったなぁ。


だってモーニング娘。を見に行ってるわけだし、ただでさえ人数多くて見るのも一苦労なのに、さらに増えたらそっちまで観察してる余裕がないんですよ。


意識して見ないと、やはり娘。ばかり見てしまう。
でも頑張ってるのはわかりましたよ。



客席に降臨もしてくれた(1階席)んですが、どの曲だったか忘れたーw


『ブラボー』?それともこの『OK YEAH!』だっけ?



まぁとにかく、研修生自身にとって良い勉強になる場だと思います。(上からでごめん)


でも最前に、金子Tシャツ着た人いたな……w









というわけで全曲終了してしまい、愛の軍団のBGMに合わせた行進(?)で綺麗に退場していった娘。なのでした。








いやー、楽しかった。


ハプニングはとりあえず置いといて、実に楽しかったです。



しばらく行ってないとこの感覚を忘れ気味なんですが、始まった途端に「これだよこれ!」と高まりますねぇ。


嫌なことも忘れられて、優しく寛容な気持ちにすらなれますよw





ライヴ最高。


これがあるから、10年以上ずっとファンでいられる。


ファンじゃない人も、これを見ればきっと誰だってファンになっちまうわ。











ちなみに例の不審者は、ライヴ終了後にサンプラザの関係者出入り口付近で警察に事情聴取されてました。


行ってぶん殴ってやりたい気持ちでしたが、警察の目の前でそんなことするわけにもいかないw


その後は知りません。
どうか二度とハローの現場に来ないでほしい……というか、絶対出禁にしてほしいですね。








ちなみにちなみに、帰りに中野ブロードウェイのマクドナルドでハンバーガー食べてたら、近くにいた十代くらいの女性たちがみんな娘。ヲタでしたw


漏れ聞こえてきた会話から、「女性のほうが容赦のないメンバー評をしてらっしゃる……」と一人震えていた男ヲタです←














以上。


長々とお付き合い頂きありがとうございますm(_ _ )m


何か書き忘れたこともあるような気がしますが、これ以上長くなってもアレなのでこの辺でご容赦くださいw






まだまだずっと、自分にとってモーニング娘。は必要な存在なんだと改めて再認識致しました。














バイバイ(←なぜかあやちょ風に締めてみた)