荒川工 『ワールズエンド・ガールフレンド』
ワールズエンドガールフレンド (ガガガ文庫)/荒川 工

¥630
Amazon.co.jp
まず、冒頭に捧げられる一文が良い。
《こんなにも、懐かしいのは、》
主人公の高校生、一二三(うたかね)慎司と、幼馴染の双子の姉妹、日月(たちもり)真夜・まひる。
かつて起きた事故によって微妙な距離感となった3人に、さらなる事故が決定的な変化をもたらしてしまう。
でもこれ、何を書いてもネタバレになりそうで……。
事故で記憶を失くした少女と、過去の3人の様子がカットバック形式で綴られていく。
ラノベ作家だけあって、ユーモア溢れるやりとりは中々笑える。(もう少し抑えてもよかったかもしれないけど)
そんな笑いと、ラストのなんとも言いがたい余韻が対称的だ。
エピローグがプロローグに繋がる演出もニクい。
ガガガ文庫というラノベレーベルから出た本だけど、これは思わぬ掘り出し物。
傑作です。
ワールズエンドガールフレンド (ガガガ文庫)/荒川 工

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まず、冒頭に捧げられる一文が良い。
《こんなにも、懐かしいのは、》
主人公の高校生、一二三(うたかね)慎司と、幼馴染の双子の姉妹、日月(たちもり)真夜・まひる。
かつて起きた事故によって微妙な距離感となった3人に、さらなる事故が決定的な変化をもたらしてしまう。
でもこれ、何を書いてもネタバレになりそうで……。
事故で記憶を失くした少女と、過去の3人の様子がカットバック形式で綴られていく。
ラノベ作家だけあって、ユーモア溢れるやりとりは中々笑える。(もう少し抑えてもよかったかもしれないけど)
そんな笑いと、ラストのなんとも言いがたい余韻が対称的だ。
エピローグがプロローグに繋がる演出もニクい。
ガガガ文庫というラノベレーベルから出た本だけど、これは思わぬ掘り出し物。
傑作です。