恩田陸 『MAZE』
- MAZE (双葉文庫)/恩田 陸
- ¥550
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これまた再読。
中東の某国にある、開けた荒野。
そこに存在する丘に、奇妙な建物が立っていた。
それは巨大な豆腐のような建物で、内部は迷路になっている。
そしてそこに迷い込んだ人間は、なんの前触れもなく消失してしまうのだ。
その謎の解明に、満は幼馴染の神原恵弥に呼ばれてやってきた。
こないだ同じく神原シリーズ第二弾の『クレオパトラの夢』を読んだけど、こちらはそれの第一弾。(共通なのは神原恵弥というオネェ言葉の主人公だけだが)
この本は、ジャンル分けがなんとも難しい。というか無理。
ミステリーでもありホラーでもありSFでもあり、謀略小説のようですらある。
特に序盤の消失シーンと中盤の某シーンは完全にホラーで、再読なのに鳥肌が立ったw
とにかく、ジャンル分け不可能な摩訶不思議な小説。
予備知識なしで、どうぞ。