だめだハロネタ全然思いつかない。
ということでまた読書感想文ですいません。
恩田陸 『puzzle』
- puzzle (祥伝社文庫)/恩田 陸
- ¥400
- Amazon.co.jp
再読。
しつこいようですが恩田陸です。
あと2、3冊は続くと思うのでなにとぞw
この本はその昔、祥伝社が「400円ぽっきり」で色んな作家の書下ろし中編を売り出したものの一つ。(初出は『絶海』というアンソロジー)
なので分量は少なく、1日でさらっと読める。
ある廃墟島に2人の男が足を踏み入れる。
そこでは少し前に、不可解な事件が起きていた。
ビルの屋上で墜落死体となった男、感電死した男、餓死した男。3人の身元不明の遺体が発見されたのだ。
3人はそれぞれ、まったく共通点のないように思える所持品を持っていた……。
さてこの3人の不可解な遺体の真相とは?という話。
この短い分量で、この魅惑的な謎を掲示して解決する手腕はさすがといったところ。
とはいえ本格ミステリのように精緻な謎解きではなく、どこか幻想味を含んだ真相だ。それがまた良いんだけど。
安くてそこそこ短くて面白い。
ちょっとした暇つぶしに最適の一冊です。