久しぶりに、読書感想文以外のテーマで「本ブログ」を書きましょう。





ややマニアックな話になるけども、サンリオSF文庫について。



自分いま、古本ブームなんですよ。



国内・国外問わず、古本のSF小説を集めるのに凝ってます。



本当は、新品の綺麗な新刊が好きなんですが、絶版や品切れになってるものはどうしようもない。だから仕方なく古本を探すしかないというわけで。



できれば復刊されて新刊として買いたいんですけどね。

いくつか復刊されてるものもあれば、されないものもあって。





そんなわけでサンリオですよ。



ご存知キティちゃんなどで有名なサンリオが、その昔小説を出版していたのです。



ただ、キャラクタービジネスとは無関係の出版業界から撤退するという経営判断により、わずか十年で廃刊。

故に、このサンリオSF文庫はレア本となり、一部のマニアックな読書家に愛されているというわけです。




しかしそのラインナップは玉石混淆で、伝説の傑作もあれば、ちっとも面白くない駄作まで幅広い。



お値段も様々で、古書店で見かけるこれらは、安いものは300円前後から、高い物だと〇万円まで。



面白さというより、レア度によっての値段設定でしょうねたぶん。



クソつまんない作品が高額だったりもするから、迂闊には手が出せませんw





そんなサンリオSF文庫、普通にブックオフとか探しても、まず見つからない。(極稀に置いてあったりするらしいけど自分は見たことない)



大体は古書店を探すしかなくて、今まで現物すら見たことなかった自分はとうとう痺れを切らして東京の某古書店まで行ってきました。




そこで対面した、人生初のサンリオちゃん。



思った以上に置いてあったので、ちょっと感動w



色々ありましたが、結局買ったのは1冊だけ。



ロバート・シルヴァーバーグの『大地への下降』



そこそこ評判が良いのと、値段も許容範囲だったのでね。(620円也)



自分は別にコレクターではないので、どんなに貴重だろうと面白くないのはいらんのよ。




他にも欲しいのはあったさ。

でも「おおこれは!」って驚くものって、大抵高い。



二千円三千円が当たり前だもんなぁ。



ハードカバーの新刊ならともかく、色褪せた古本の文庫にそこまでお金出せるほどには気が狂っちゃいないんですよまだ。

まだね。




ディレイニーの『エンパイア・スター』とか『アプターの宝石』とか、ル=グィンの『マラフレナ』とか、プリーストの『伝授者』とか、カヴァンの『氷』とか、素敵な作品がたくさん。



でもどれも、絶句するようなお値段だったので無理。アホかっての。





ちなみにサンリオSF文庫についてもっと詳しく知りたい方は、有名(?)なこちらのサイトをご参照ください。



http://www.asahi-net.or.jp/~ns6h-mr/text.html




「データベース」で表紙が見られますが、この文庫ってなんでこんなに意味わかんなくて気持ち悪い表紙絵ばっかりなんだろうw




それと、この方が「これは貴重です」って言ってる作品、結構見かけたけど?w



あとでこれを見て、「あ~あれはレア本だったのかー。買っとけばよかったなー」と後悔しました。






またどこかの古書店を探し歩こうかしら。



個人的に一番欲しいのは、マイクル・コーニイ(サンリオ表記だとマイクル・コニイ)の『ブロントメク!』なんだよねー。



ル=グィンの『天のろくろ』と、ラファティの『悪魔は死んだ』『イースターワインに到着』も欲しい。





有名どころは全部復刊しちゃえばいいのに、とか言ったらコレクターに怒られるかなw



まぁ翻訳モノは、版権等もあるから難しいんでしょうけども。






そんなマニアックなお話でした。