たまには(?)昔話をしよう。
いま「プラチナ期」を語ると、大体「パフォーマンスが凄かった」か、「世間にシカトされてた」というプラスとマイナスの話に二分化される。
どちらも事実ではあるけど、「楽しかった」という思い出も忘れてはならないのである。
(今が常に一番という前提は言わずもがなで)自分は今でもプラチナ期が好きですが、何が好きだったかといえば、パフォーマンス云々と同じくらい「当時のメンバーの雰囲気」が好きでした。
なんかね、一番上の先輩は五期の愛ちゃんとがきさんという優しい(厳し過ぎない)2人で、六期3人との距離感も近かった。
七期は自由な小春ちゃんで、八期は気使いが達者な愛佳。
そして一番下の留学生は、大陸仕込みの奔放さを身にまとったジュンジュンとリンリン。
「五期と六期の距離が近かった+一番下が物怖じしなかった」という要素が良くも悪くもあったのよね。
「みんな同期」と言ったら明らかに言い過ぎですが、それまでのモーニング娘。では考えられないくらい先輩後輩の垣根が低かった気がします。
そういう部分が、例えば番組とかDVDの企画とかで良い方向に発揮され、見てる側としては非常に楽しかったのです。
なんだかんだ言って、やっぱりメンバーみんなが仲良くわいわいしてるほうが見てて楽しいじゃないスカ。
ちょうど今のベリキューとかを見てる感覚に近かったのかなぁ。
途中で小春は卒業したけど、加入がなかったのも大きいと思う。
長いこと同じメンバーでやってきてるから、愛着も湧くし、団結力とかも出てくるし。
そういった部分を知るには、当時放送していた『ハロモニ@』や、DVD Magazine、その他DVD等を見るのがよろしい。
特に自分が好きなのは、Dマガで遊園地に行った企画とか、『アロハロ3』DVDとか。
もう何回見たかわかりません。
それまでもモーニング娘。はもちろん好きだったけど、「チームの良さ」ってのを強く感じたのはあの頃からだよね。
「なんて良いグループなんだろう」って、しみじみ思ったのは。
「アットホームなモーニング娘。を作りたい」と言っていたのは愛ちゃんがリーダーになってからで、まさしくそんな雰囲気だったから大好きでした。
個人的なことですが、自分が当時のメンバーと同世代(愛ちゃん以外みんな年下だけど、まぁ近い世代という意味で)だからというのもあるかも。
今の娘たちって一回り近く下なので、つい親目線になってしまうw
それはそれで楽しいんだけど、同世代だとまた違った感じなんですよ。ええ。
パフォーマンスにしろそういったグループの雰囲気にしろ、変わったのはあの頃からですよね。
モーニング娘。をめちゃくちゃ大ざっぱに二分化するとしたら、愛ちゃんがリーダーになる前と後になると思う次第。
あの時期から明確に、「新しいモーニング娘。のかたち」になり始めた気がします。
それは今も順調に受け継がれいている……。
とにかく、プラチナ期は凄いこととか悔しいことばっかりじゃなく、楽しいこともたくさんあったんだよという話ですよ。
いま語られるのは「伝説」とか「暗黒」とかだったりするので、当時も今みたいに楽しかったよーんと言いたかったのでした。
ジュンジュンとリンリンのあの感じ、懐かしいぜ……(遠い目)
ライヴで愛ちゃんにチューするさゆとか、がきかめのぽけぽけしたやりとりとか、れいなと舎弟愛佳のコンビとか、とにかく自由な小春とか、思い出は尽きません。
以上、ただの昔話でした。