みなさんもう読まれましたよね?このさゆれなインタビューを。
http://www.billboard-japan.com/special/detail/562
なんとも読み応えのあるインタビューではありませんか。
雑誌とかのインタビューを読んでても思いますが、れいなはこちら(読者、ファン)が無意識に求めてる答えをワザと外してくる傾向がありますよね。今さらですけど。
インタビュアーさんや読者、ファンが、どこか無意識で「こう聞いたらこう返ってくるだろうな」って思う質問に対して、れいなは「いえ全然」とか「違います」とか「さあ?」みたいにスカしてくる。
それをやり過ぎると「なんなのコイツ」みたいに思われちゃうところだけど、れいなは良いバランスでスカす部分と真面目な部分と可愛らしい部分を織り交ぜてくるから憎めない。
例えば「メンバーとはそんなに仲良くありませーん」みたいなことを言ったとしても、番組とかDVDとか舞台裏とかで後輩に優しかったり一緒になって遊んだりして、それを見てファンは「まったく、あんなこと言っときながら結局こうやって可愛いんだからー♪」と思えるわけです。そしてより好きになる。
上手い。実に上手い。
しかもそれを天然でやってるから凄い。天性のアイドルと言ってよかろう。
簡単に言えばひねくれガールなんだけど、今のメンバーはみんな良い娘たちばかりだから、こういう個性がいなくなるのはちょっと寂しいところです。
天然とか少年とかKYとかスベリとかお嬢様とか褒め上手とかはいるけど、反抗期キャラっていないやん?w
トゲというか毒というか、スパイス的なメンバーが今後(現メンからにしろ新メンにしろ)出てくることを期待したいですね。
単純に、そういう人が1人くらいいたほうがおもしろいから、という理由です。
ところで本題は六期のインタビューですよ←
亀ちゃんの話もしてて、なんだか胸熱……。
プラチナ期についても語ってますが、確かに今になってやたらあの当時を褒められるのも不思議な感覚でしょうね。
れいなの、「凄いね!そのときに言ってほしかった。」っていうのはまさしくっ!w
ファンからすると、当時はどんどんパフォーマンス力が上がっていくのがわかる時期で、世間に対しても「今のモーニング娘。は歌が上手いしダンスが凄いんですよ!」と訴えていたし、「アイドルというよりアーティスト」という言葉もよく使いました。
とにかく、黄金期の「明るく楽しいザ・アイドル」なイメージを払拭したかったし、「流行ってた頃よりずっと凄いし可愛いし良い曲も多いのに、なんで世間は気付かないんや!」とエセ関西弁で叫んでしまうほど「ぐぬぬ……」な時期でもありましたねぇ。
まぁ今となっては良い思い出ですよ。楽しかったことも、悔しかったことも。
それは今が良いから言えることだとは思いますが。
でもれいなの「そのときに言ってほしかった」ってのは、プラチナ期を知るヲタが揃って「うんうん」と頷いた言葉でありましょうw
さゆの「あの頃から頑張りたかったしさ、あの頃からもっと売れたかった」という言葉も、なんか嬉しい。
ファンもメンバーも、気持ちは同じさ。
そしてがきさんとの和解にまで触れてるあたり、とても濃いインタビューですねこれは……(震え声)
がきさんとは、「嫌い合っていた」というより、ホントにそのままの意味で「とくに喋らなかった」って感じなのかなぁ、という感触。
確かに、合わなそうな2人ではあるけどねw
特に少し前は、がきさんもれいなも自我が(良くも悪くも)強固になってた時期だろうし。
ホント、『リボーン』があって良かったw
しかし、当時の九期はどんだけダメだったんだよ……w
愛ちゃんならともかく、がきさんを泣かせるとかw
よく成長したね、九期もw
インタビューの最後のほうでは、田中さん「(さゆは)最初のほうは全然喋ってなかったけん、ハッキリ言って居ても居なくてもどっちでも良かったんですけど」とか、身も蓋もねぇぇぇぇwww
これですよ。
最初に言った、ひねくれガールれいなちゃん。
こういうこと言っといて、さゆとイチャイチャしちゃう辺りがもう可愛いんだから~♪←
それと、「モーニング娘。は名前が売れてるから普通にイベントやホールでのコンサートができるけど、それは当たり前じゃないということを後輩たちに伝えたい」的なことを言いつつ、「でもそういうグループにいきなり入って大人数のお客さんの前でライヴやったりして鍛えられた部分もいっぱいある」と仰る辺りが、さすが10年やってきただけあるな、と。
確かに娘。は恵まれてる。
名前が売れてるし、今まで一定の人気を保ってきたから、新人でもそれなりに大きな場所でライヴができるし、存在も知ってもらえる。
でも、じゃあ楽かといえばそうでもなくて、恵まれてるなら恵まれてるなりの苦労は当然あるんですよね。
そもそも「名前は売れてる」せいでそのリスクをガッツリ被ってきたのがプラチナ期だし、それは今も消えてはいないでしょうし。
それに、小さい世界から徐々に大きくなっていくのではなく、いきなり大きな世界にドーンと立たされることって、正直喜びより不安のほうが大きいでしょう。
結局は、恵まれていようがなかろうが、どこにいようがどんなグループだろうが、「楽」なことなんてないということですよ。
一見「良いなぁ」と思えるポジションでも、だからこそ大変なことはたくさんある。
恵まれてる環境を意識しつつ、でもだから苦労もいっぱいあって、そこで鍛えられてきたからこその自分という矜持を持つれいなさんは、ホントにカッコいいと思います。
うん。そんな感じ。(←まとめの言葉が思い浮かばなかった)