がきさんが出演してる舞台、『詭弁・走れメロス』観てきましたー!




いやぁね、それはそれは阿呆だったよw



阿呆もあそこまでいくと感動すら覚える。(もちろん褒めてます)



割と近めの席だったんですが、役者さんがめっちゃ汗だくなのがよく見えるw



もう休むことなくセリフをまくし立てて、叫んで、動いて、走り回って。

そりゃ汗だくにもなるよ。コンサートかってのw




原作は、太宰治の『走れメロス』を実に阿呆に脚色した、森見登美彦の『新釈・走れメロス』。



新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)/森見 登美彦
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これには、「詭弁論部」とか「図書館警察」とか「猫チャーハン」とか、森見小説にはおなじみの阿呆ガジェットが多数登場するんですよ。



だから、森見作品を1冊も読んだことがないと、何を言ってるのかわからない恐れはありますねw



しかも口調が古語っぽいから、慣れてないと余計に聞き取るのが難しいかもしれません。




この原作も読んだし、他の森見作品(『四畳半神話大系』とか『夜は短し歩けよ乙女』とか)を読んでる自分にはたいへんおもしろかったですけどね。




この壮絶に阿呆な小説の地の文(セリフ以外の文章)を、わずか数人しかいない役者さんたちが代わる代わるまくし立てるから、何やら異様な迫力がありまくりでした。

阿呆の熱気とでも申しましょうか。



知ってる方には、アニメ版の『四畳半神話大系』を舞台化した感じ、と言えばわかりやすいかも。





いや~、阿呆阿呆と言ってますが、ホントに阿呆だったんですよw



原作も阿呆でしたが、生身の人間がめちゃくちゃ本気で演じるから、その阿呆っぷりは何倍にも増していましたね。





そして須磨さん役の、我らががきさん。



男性陣に比べると、出演してる時間はあまり多くはありませんが、だからこそ観てる側の印象には残りやすかったような気がします。



演技に関しては、もはや言うまでもなく完璧。



「がきさん」ではなく、完全に「須磨さん」でしたね。



基本的に、声のトーンが低めの怪しいハードボイルドなお姉さんなんですが、たまーに可愛らしい声を出すときがあって、それがまた実に可愛い。



歌もちょいちょいあるんですが、めっちゃ低いキーを見事に歌いこなすがきさんスゲェ!と感動しました。

あの曲に関しては、たぶん愛ちゃんより上手いだろうな、なんて妄想もしてみたり。(※生湯葉の歌)



須磨さんの歌はゆっくりめな曲だったので、そこだけミュージカルかと思いましたよw




さっきも言いましたが、席が近めだったので、がきさんのちっちゃいお顔とか足とかがよく見えました(・∀・)





もっと不思議なことだって起きている



須磨さん……あぁ須磨さん……。(須磨さんはファム・ファタル)





というわけで、実におもしろかったです。いやー笑った。



役者のみなさんホントお疲れ様でした!w と言いたいですね。



みなさん、素晴らしい演技と阿呆っぷりでw




当日券とかも買えるっぽいので、迷ってる方は行っちゃいましょうぜ!




あそうだ、ハロヲタに向けてなのか、とある狂騒的な場面で「Berryz工房ってなんの工房なの?」という小ネタがあったのを思い出しましたw








ところで、劇場に行くまでが大変でした。



銀座は、前に舞台『ファッショナブル』を観に行った以来だったんですが、見事に迷子になりましたw



前も迷って迷って、ギリギリで劇場見つけたんですよね~。



また迷っちまったよ。銀座恐ぇよ。迷路じゃん。ラビリンスじゃん。(泣きべそ)




「もしかして間に合わないかも……」と焦りまくっていた信号待ち。



ふと右を見たら、「博品館」の文字が!



その瞬間、オレは泣きそうになったものでした。(←阿呆)




なんとか間に合ったから良いですけどね。

今後は銀座じゃない場所にしてほしいところですw