有栖川有栖 『双頭の悪魔』



双頭の悪魔 (創元推理文庫)/東京創元社
¥1,092
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新本格ミステリの代表的作家、有栖川有栖の代表作。



こないだ読んだのは《作家アリス》シリーズだったけど、こちらは《学生アリス》シリーズ。またの名を《江神シリーズ》。



著者のデビュー作である『月光ゲーム』、シリーズ第2弾の『孤島パズル』に続く第3弾がこれ。





事件は、谷を渡った先の世間を離れた芸術家たちが住む村と、谷のこちら側の普通の村、その両方で起きる。



それぞれ違う場所で起こる殺人事件は、はたしてどう解決するのか!?




って感じ。(ちょっとあらすじ説明するのめんどくさくなったw)





近年のミステリーは、度胆を抜かれるような、唖然とするようなケレン味たっぷりのものが多いけど、これは新本格黄金時代に書かれただけあって、実に端正なパズラー。そして素晴らしい傑作。



ミステリーのオールタイムベストの常連になるだけあって、純粋な探偵小説を求める人におススメの一品です。





いやホント、長かったけどねw



でも良かった。

久しぶりに王道のミステリーで満足しました。