ネタがないので、本の話。
週刊文春から臨時増刊で出た古今のミステリームック本、『東西ミステリーベスト100』が面白いです。
- 週刊文春臨時増刊 東西ミステリー ベスト100 2013年 1/4号 [雑誌]/著者不明
- ¥800
- Amazon.co.jp
これ、かなり読み応えがあって良いですよ。
この本は、国内・海外(翻訳)からオールタイムで選ばれたミステリーのランキング本です。
この企画は26年前にも一度あったらしく、今回はそれ以来のベスト100。
ミステリーマニアはもちろんのこと、「どれを読んだらいいかわからない」と思っている初心者におススメのムック本になっています。
もう発売からある程度経ってるのでネタバレしちゃいますが、国内1位は横溝正史の『獄門島』。海外1位はアガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』でした。
2012年に出た本としてはちょっと古典主義なランキングに思えますが、オールタイムベストとなるとやはりその辺りが上位にきてしまうのでしょうね。
まぁランキングの順位そのものはあまり問題じゃなくて、1位から100位までに入った本はそれぞれ面白いのだと思います。
かく言う自分は、現代のものは結構読んでましたが、古典となると未読のものが多数。
あまりに有名すぎる作品だと、なんか読む気にならなかったんですよねぇ。
でもこのムック本には、「あらすじ」と「うんちく」と呼ばれる2種類の解説が載っており、それを読めば作品が読みたくなることうけあい。
自分も、横溝・乱歩・クリスティー・クイーン・カーあたりはやっぱ読まなきゃいかんよね、と思えましたよ。
特に海外モノは未読の本が多かったので、改めてミステリーの原点に立ち返る良い機会です。
つまり、古典の代表作を読もう、という殊勝な気持ちになれましたw
とにかく、さっきも言ったように「なんかミステリー読みたいけど何を読んでいいのやら……」とお悩みの方は、この本のランキングを一つずつ潰していくのをおススメします。
まぁ全部読まなくてもいいけど、何か一つくらいは「面白そう」と思える本が見つかることでしょう。
とりあえず自分は、横溝作品とクリスティー作品買ってきますw