有栖川有栖 『46番目の密室』
- 新装版 46番目の密室 (講談社文庫)/有栖川 有栖
- ¥730
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新本格を代表する作家の一人、有栖川有栖の看板である《火村シリーズ》の第1作目。
探偵役として、臨床犯罪学者の助教授 火村英生。
語り部として、作家の有栖川有栖。(著者と同名という設定。エラリー・クイーンを真似して、新本格の作家はこれをよくやるのです)
タイトル通り、密室モノの推理小説。
派手さはないが、実に読みやすくてよろしい。
「密室」とか「探偵」とか「トリック」とか「アリバイ」とか、コテコテの本格が読みたい方におススメです。
個人的に、新本格はある程度読んできたんですが、なぜかこの《火村シリーズ》はずっと読まずにきてしまった。
著者のもう一つのシリーズである《学生アリス》のほうは読んだんですけどね。
なので、これでようやく《火村シリーズ》を追いかけることができる。
すでにシリーズはかなり出てるので、追いつくのは大変だけどもw
それにしてもなんだか懐かしかったなこの感じ。
読書にハマった当初によくこういうのを読んでたもので。
最近はクセのある本ばっかり読んでたんだなオレ……。
これの前に読んだ『隻眼の少女』といい、久しぶりに原点回帰なこの頃。