三上延 『ビブリア古書堂~栞子さんと奇妙な客人たち~』



ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)/三上 延
¥620
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なにやら売れまくっているこの本。



売れてる本ほど手が出なくなる自分ですが、これは売れ始める前に買ったので読みました。弁解ではありません←




ジャンル的には、日常の謎+安楽椅子探偵モノ+ちょい萌え、の連作形式ミステリー。メインテーマは「古書」。



まぁ、よくある感じといえばそれまで。




でも実際読んでみると、ああなるほどこれは面白いよね、という出来。



なんだかんだ言って、こういうのを上手く書けばそれなりに面白いのであった。




そしてこの本がやたら売れているのは、「それなり」以上に面白いからでしょう。



ベタと言えばベタな展開とキャラの中に、「これは面白いから他人にもススメたい」と思わせる何かがある。



それはやはり古書に関する薀蓄であり、ヒロインの古書堂店主「栞子さん」のキャラだと思う。



ただ可愛いだけじゃなく、したたかさと、本に関する「執念」を感じる。

なんかそういうのに弱いなぁ自分w





とにかく、軽すぎず重すぎず、誰でも楽しめる古書ミステリーなのでおススメです。



続きも、今のところ2冊ほど出てます。