小野不由美 『屍鬼〈4〉』



屍鬼〈4〉 (新潮文庫)/小野 不由美
¥788
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いよいよ4巻も読んだ。




村人が次々死んでいくこの暗澹たる状況がこの分量だけ続くとなると、さすがに気が滅入ってくる。



主人公の1人である静信は、くよくよと自問自答しながら己の闇とじゃれ合うばかりで何もしないし、愚かな村人たちは「常識」という藁にすがって屍鬼の存在を認めようとしない。



若干イラつくものの、ページをめくる手は止まりません。



もう1人の主人公である敏夫にも、とうとう屍鬼の魔の手が……。





次はとうとう最終巻。



村の終焉は1巻の序章で描かれていたものの、いかにして朽ちていったのか。あの人物はどうなったのか。屍鬼は、静信と敏夫は、どうなってしまうのか。



もう気になってしょうがない。



さあ5巻へ。