うおおおおおおおおおおおおおお!!!
はい、『ステーシーズ 少女再殺歌劇』観てきました。いまだ興奮覚めやらぬ状態ですw
ああ、この想いをネタバレ全開で原稿用紙100枚分くらい書いてしまいたい!
でもネタバレはよくないよね……。どうやら千秋楽公演がUST配信されることに決まったらしいし……。
わかったよ。極力ネタバレしないように感想書くよ……。
「笑った」とか「かなしい」とか、そういう雰囲気はバレちゃうと思うので、ホントに先入観ゼロで観たいという方はスルーでお願いします。
しかしそもそも自分は原作を読んでからの観劇なので、ある意味ネタバレ状態で観たわけです。内容は多少違えど。
それでも泣いた。感動した。哀しかった。
むしろ、原作を読んでたからこそ余計に哀しかった。
モモのシーンなんて、出てきただけで泣いちまったよw
まずはグッズから書きましょう。
グッズは、パンフレットと9人揃ってる生写真Cを買いました。
このパンフレット、中々凝ってておススメです。
相関図はネタバレ含むので、観劇後に読みましょう。(って小さく書いてあったw)
そんなこんなで開演ですが、いやぁ狂ってた。
原作読んだからそのつもりで観たけども、それでも「狂ってるな~w」と思いましたね。
オーケンさんがブログでも仰っているように、「どうかしてる感」満載。
狂気狂気狂気狂気狂気。狂気の渦。
よくこれをモーニング娘。でやったな、とw
でもだからこそ美しい。
まさしく《背徳の美》といった感じで、頭のおかしいこの物語(←最上級の褒め言葉です)の中に《美》を見つけてしまう。
この感覚、「背徳」以外に言葉が思いつきません。
それと共に全体から感じる最大の感情は、「哀しみ」。
とにかく哀しい。
《永劫の哀しみ》とでも言うべき悲惨さが、それを感じさせないほどの狂気に包まれているから余計に哀しい。
最近娘。関連ではフィクション/ノンフィクション問わず、「感動して」泣くことが多いですが、「哀しくて」泣いたのは久しぶりです。っていうか初めてかも。
ニアデスハピネスの少女は、これから自分に訪れる残酷な運命を知ってそれでも笑う哀しみを背負っているわけですが、それは作品全体にも共通する哀しみなんじゃないでしょうか。
哀しいのに笑う。
あまりにも哀しいから、笑う。
いやーこの舞台は凄いわ。
軽い気持ちで……例えば「モー娘。の舞台?へーどれどれ」みたいな気持ちで観たらたいへんなことになるよ。
頬をぶん殴られるような衝撃を受けることでしょうきっと。
それにしても、いきなりミルクコーヒーダンスを踊るとは思わなかったw
原作読んでなくても問題はありませんが、読んでれば世界観はわかりやすくなります。
特殊な世界なので、序盤は説明の部分が多い。それでも初見ではよくわからないところもあるかもしれませんので。
あと驚いたのが、思ってたより原作に忠実だったこと。
もっと歪曲して、ありがちな「感動モノ」にしてくるかなーと思ってたんですが、いやいや原作に負けず劣らずの狂った世界w
ストーリーもほぼ原作通りでした。時系列はやや変えてたけど。
原作になくて舞台にあったのは、笑いの要素でしょうか。
哀しい物語ですが、ちょいちょい笑いどころもありました。
個人的には、ホスピスでの「先生虐待ニアデスハピネス♪」がウケたw
いやホント、これはハロプロファン以外の人にも観てほしいなぁ。
ほぼ間違いなく衝撃を受けますよ。
アイドルを舐めてる人とか観たら特にね。
パンフレットちょいネタバレになっちゃうけど、末満さんが言うように、今までの娘。舞台はほぼ完全な「ホーム」でやってきて、そこで「一般の演劇ファンでも娘。ファンになってしまうような作品にしたい」と思ってくれたその目論みは、完遂してると思う。ホントに。
いつもなら娘。の舞台を観たあとの帰り道は、「あぁモーニング娘。最高だな~。愛しいな~」とか思うんですが、今回はとにかくストーリーに衝撃を受けてそれどころじゃなかった。
それだけ内容にのめり込んだということです。
だって今まであんな内容のをモーニング娘。がやるなんてありえなかったからねぇw
企画した人グッジョブ。(どうやら末満さん企画らしい)
そしてそれを許可した事務所もたいした成長じゃないか。うんうん。(←超上から)
さて、次はメンバーの良かったところを書こうと思ったら長くなったので②に続きます。(最近続いてばっかりw)