ブラッドベリが死んだ。
アシモフ、クラーク、ハインラインのSF御三家に続く、SF作家の巨匠レイ・ブラッドベリが。
御三家も含め、巨匠がどんどん逝去していく。
いまや「巨匠」と呼べるほどのSF作家で存命なのは、いないかもしれない。
「ベテラン」ならばたくさんいる。だけど「巨匠」はもう、ブラッドベリが最後の砦だったように思う。
ブラッドベリの代表作といえば、『火星年代記』や『華氏451度』。
短編の名手でもあった。
不肖なわたくし、SFファンを名乗っていながらブラッドベリを読んだことがありません。
あ、でも短編を一編だけなら読んだな。タイトルは忘れたけど。
『火星年代記』は、読もう読もうと思ってたんだけどね。とうとう読む前に作者が死んでしまった。
たぶん「追悼フェア」みたいなのをやると思うので、今度こそ読もう。
人は、地球にいながらして宇宙に行けるし、過去や未来へも旅することができる。
SF作家が、そうさせてくれる。
「そんなの本物じゃない」と言う人もいるだろうけど、自分の心がそれを感じたのなら、それは「本物」以外のなんだっていうのか。
フィクションが偽物だというのなら、おそらくそれ以外のすべても偽物だ。
何が言いたいのかわからなくなってきたけど、要するにブラッドベリありがとうってことですよ。
読んでなくてゴメンねw
さらばブラッドベリ。
違う惑星で生まれ変わってることを祈って……。