ディーン・クーンツ 『オッド・トーマスの救済』
- オッド・トーマスの救済 (ハヤカワ文庫 NV ク 6-10) (ハヤカワ文庫NV)/ディーン・クーンツ
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スティーヴン・キングと並ぶ、モダンホラー界の巨匠クーンツが近年書いている《オッド・トーマス》シリーズの第3弾。
今回のオッドくんは、精神療養のために故郷を離れて山奥の修道院に滞在中。
オッドくんは死者の霊が見える特殊能力を持っており、それによって中々大変な人生を歩んでいる。
そんな中、お世話になってる修道院に、「ボダッハ」が出現してしまう。
「ボダッハ」とは、霊ではない何か、黒い影のような謎の存在。
このボダッハが出現すると、近々とんでもない大惨事が起こってしまうのだ。
こりゃいかんとオッドくん、修道院の子供たちを守るため、ユーモラスな一人称を伴って頑張ります。
というのが、3分の2くらいの流れ。
この本は、オッドくんのユーモア溢れる一人称を楽しめるかどうかによって評価がわかれると思う。
「くどい」と思う人もいるかもしれないけど、自分は楽しめました。
シリーズの雰囲気は毎回変わり、今回はモダンホラー。
SF的な要素も出てくるけど、それはまぁB級な感じで。
ともかく、シリーズを読んできた人なら楽しめるんじゃないかと思います。
読むときは、ぜひシリーズ1作目からどうぞ。