最近、読書ブログを書いてないので、「最近買った本紹介」をするっきゃない。するっきゃないのだ。
まずはラノベ。
- ワールズエンドガールフレンド (ガガガ文庫)/荒川 工
- ¥630
- Amazon.co.jp
ラノベと言っても、「萌え」系のものではなさそうだし、タイトルが気に入ったので衝動買い。
どういうジャンルなのか不明だけど、予備知識なしで読むのがよさそう。
続いてSFが続く。
- これはペンです/円城 塔
- ¥1,470
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ご存知、芥川賞を受賞した著者の中編集。
この作品の表題作も芥川賞候補になった。
ちなみに本書は、『SFが読みたい!』のベストSFランキングで1位を獲得。
芥川賞獲ったり、SFランキングで1位になったりと、今ノリにのってる円城塔をぜひご一読ください。
- シオンシステム[完全版] (ハヤカワ文庫JA)/三島 浩司
- ¥987
- Amazon.co.jp
数年前に『シオン・システム』として徳間書店から刊行された長編に、『SF JAPAN』に掲載されたスピンオフ短編を加えた上に改稿した《完全版》の文庫。
これまたよくわからないけど、バイオSFからどんどん凄い地平に到達するらしい。
- 南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)/野尻 抱介
- ¥651
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カバーイラストからわかるように、「初音ミク」に魅せられた著者が、ミクとニコ動に捧げる本格SF短編集。
一見ただのヲタク的二次創作の予感がするけど、星雲賞(ファン投票で決まるSFの賞)を受賞しているほどのちゃんとしたSFなので安心しよう。
この作家さんは、「書けば星雲賞」というくらいに凄い人なのに、書くのがとにかく遅い。
この本だって、久々の新刊である。
もう8年くらい前から予告されている長編は、いまだ影も形も見せず……。
ここからは翻訳モノ。
- 第六ポンプ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)/パオロ・バチガルピ
- ¥1,680
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SF界の寵児、パオロ・バチガルピの短編集。
掲載されている短編のうち、いくつかは『SFマガジン』で読んだ。
特徴としては、「環境問題に関心を向けた、暗い未来像と、穏やかでない登場人物たち」といった感じか。
環境が悪化し、「住みやすい」とは言えなくなってしまった近未来。
出てくる人物たちはみな、どこか荒んでいる。
だけど、ただ暗いだけの物語ではなくて、「終わってしまったあとの明るさ」みたいなものが見え隠れしている。
「これからのSF」を読みたいのであれば、まずはこの短編集から読めばいい……かもしれない。
- マジック・フォー・ビギナーズ (ハヤカワepi文庫)/ケリー・リンク
- ¥1,050
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数年前に単行本で刊行された本の文庫化。
数々のSF賞を受賞している第二短編集だけど、SFというより「変な話」だと思って読んだほうがいい。
まぁとにかく変な話ばっかり(らしい)。
ハンドバックの中に国が一つ入ってたりするし。
不思議な話が読みたいときにおススメ。
ちなみに第一短編集の『スペシャリストの帽子』の原題は、「stranger things happen」である。
(※邦訳版のタイトルは同名の短編からとったものなので、この原題は関係ない)
何を隠そう、このブログのタイトルはこれから拝借しましたw