西尾維新 『偽物語 上』



偽物語(上) (講談社BOX)/西尾 維新
¥1,365
Amazon.co.jp


《物語シリーズ》の第三弾。(たぶん)



なぜ上巻だけでここに紹介しているかというと、話そのものは上巻だけでも完結しているし、刊行時期も上巻と下巻で結構差があるからだ。

つまり、上下巻で同時に発売したわけではないということ。



なのでまずは上巻から。




おなじみの、というか巻を増すごとにどんどん増えていく主人公と女性キャラの掛け合い。

ざっくり言うと、ギャグパート。それが半分以上をしめているw



この本は、笑うためにあるといっても過言ではない。

なので、決して電車内などで読んではいけない。ニヤニヤどころか、声を出して笑ってしまう恐れがある。




今回の怪異は、主人公の阿良々木くんの妹、阿良々木火憐についた《蜂》。



でもまぁぶっちゃけ、さっきも言ったけど、もはや怪異は二の次になってる。このシリーズで重要なのは、いわゆる阿良々木ハーレムなのだから。



ツンデレやら委員長やら変態スポーツ少女やら内気な下級生やらロリ小学生やら金髪幼女では飽き足らず、ついに妹(二人いる)まで登場し、ハーレムもいよいよ犯罪の域に達してきた。



どんどん変態となり、人の道から外れていく阿良々木くんが最大の読みどころだ。(たぶん)




ラストは割とあっさりな感じでちょっと物足りない。



でもまぁまだ上巻なので、はたして下巻でどうなるか。