本の話題です。
「いつか買おう、そのうち買おう」と思ってるのに中々買えない本というのがあります。
自分にとってはこれら↓
- フロム・ヘル 上/アラン・ムーア
- ¥2,730
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まずはこれ。
これは小説ではなく、漫画です。いわゆる「アメコミ」。アメリカのコミック。
しかし侮るなかれ、これはアメコミ界の超鬼才、アラン・ムーア原作(イラストは別の人が書いてる)の暗黒グラフィックノベルなのです。
読み心地はむしろ小説に近いとか。
ざっくり言うと、切り裂きジャックの話なんですが、これを買えない理由はそのお値段。
上下巻二冊で、5460円。
漫画に5460円……。
財布に余裕があれば買っちゃうんですけどねぇ。中々ねぇ。
そしてこちらも、アラン・ムーア原作のグラフィックノベル↓
- WATCHMEN ウォッチメン(ケース付) (ShoPro Books)/アラン・ムーア
- ¥3,570
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これは映画にもなったので、知っている方も多いかもしれません。
アンチヒーローものの傑作です。(映画は見た)
映画が結構面白かったので、原作も読んでみたいと思ったんですが、これまた高い。
『フロム・ヘル』よりは安いけど、それでも3570円って。
……買えん。
そしてこちらは小説↓
- アンダー・ザ・ドーム 上/スティーヴン・キング
- ¥2,900
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かの有名な、スティーヴン・キングの超大作。
長い。やたら長い。
『IT』や『ザ・スタンド』に匹敵する長さ。
当然のように高い。
上下巻二冊で5800円。
でもまぁ、これだけの分量があるならしょうがないかなという気はする。
元々翻訳小説というのは、版権やら翻訳代やらでお金がかかるものだし。
買えない理由としては、値段もそうだけど、「キングならそのうち文庫化されるかもしれないし……」という甘えですw
買ってすぐに読むということをしない人間なので、「だいぶ前に単行本で買った小説が、読まないうちに文庫化されてる」という事態が多いんですよ。
これもそうなる気がして買えない。
そしてこちらも小説↓
- 逆光〈上〉 (トマス・ピンチョン全小説)/トマス ピンチョン
- ¥4,620
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文学界の異端児、トマス・ピンチョンの超超大作。
はい値段。上下二冊で9240円。
……買えるかっ。
この『逆行』に限らず、新潮社から出ている『トマス・ピンチョン全集』のシリーズは、どれも装丁がたいへん素晴らしく、ピンチョンという作家性も興味深々なのでぜひ読んでみたい代物ではあるのです。
でもどれも高い。
一番安い『スロー・ラーナー』という短編集でさえ、2730円する。
『競売ナンバー49の叫び』は2940円だし、『ヴァインランド』は3990円だし、『V.』は上下で6300円だし、『メイスン&ディクスン』は上下で7560円。
うひょー。買えねー。
というわけで、買いたいけど中々買えない本たちでした。
きっとそのうち買うはず。
そう思って早幾星霜……。