切なる願いも虚しく、がきさんが卒業を発表しましたね。




とりあえず、第一印象……じゃないな、第一感想を書こう。こういう気持ちは徐々に変わっていくものではあるんだけどね。




初めに聞いたとき(ってゆうかTwitterで知った)にまず思ったのは、「やっぱりか」というもの。



発表されたあとにこういうこと言うとアホな奴と思われるかもしれないけど、ホントになんとなくそんな気がしてたんですよマジで。



ここ最近のがきさんの言動。

ブログだったり、インタビューだったり、『ハロプロ!TIME』での雰囲気だったり。



自分の勝手な思い込みかもしれないけど、なんとなく「がきさん、なんか考えてるな」と感じてました。「なんか」というかまぁ、卒業のことでしょうけど。(あまりそう思いたくなかった)



「これから愛ちゃんに代わって、新生モーニング娘。を引っ張っていくぞ!」というよりも、「もうすぐ自分もここから去っていくから、それまでできる限りのことを教えていこう」という雰囲気が感じられたんです。



がきさんの言動に、卒業への「危うさ」のようなものを。



そういう意味で、「やっぱりか」ということです。




がきさんのコメントによると、卒業は一年くらい前から考えてたし、本当は愛ちゃんと一緒に卒業したい気持ちもあったようですね。



卒業直前の愛ちゃんも言ってましたが、周りのメンバーが(特に後輩が)次々に卒業していくのを見送るのはやはり辛いのでしょう。

「寂しさ」や「焦り」もあることと思います。



新メンバーの加入などもあって、今年の五月まで卒業を踏みとどまってくれた、ということですね。



これからは、主に女優業などをやっていきたいとのこと。



確かに。

自分も絶賛しまくったように、がきさんの演技は素晴らしい。もちろん歌も素晴らしい。愛ちゃんと同じように、今度はソロとしてもっと大きな世界に進むべき人だと思います。

長いことモーニング娘。にいてくれてありがとう、という気持ち。





がきさん個人に対する思いとは別に、これからのモーニング娘。(及びハロプロ)に関することでの「不満と不安」。



その、相対する二つの感情を行ったり来たりと彷徨い続けるファン心理の苦しさよ。



卒業間近になったらこういうネガティブなことは書きたくないので、今書いてしまいますw




誰もが不安に感じているでしょう。いや、つんく♂Pとか事務所とかはどうか知りませんけどね。



今年いっぱいは誰も卒業しないと思ってました。

そんなことしてる場合じゃないだろう、と。それよりも、新人の育成のほうが大事だろう、と。



せめて、今年の秋ツアーで卒業かなと思ってましたよ。

それが春ツアーとな。



九期はともかく、十期にはまだまだがきさんが必要だったのではないだろうか。

これからは、たった3人の先輩で、8人の後輩を引っ張って行かなければならなくなったわけだ。



不安を感じないわけがない。



加えて、あまりにも立て続けにあり過ぎる『卒業』への、ファンからの不満。



危惧されるのは、ファン離れ。



特にがきさんまでもがいなくなるとなると、これは大きい。



愛ちゃんリーダー以降の、通称『アットホームなモーニング娘。』を作り上げてきた一人。そして最後の五期メンバー。



グループの雰囲気の「アットホームさ」とは裏腹に、パフォーマンスに関してはかなりのハイクオリティを極めていた。

それもこれも、五期六期のメンバーがいたからこそのものだった。



そんな五期メンバーが、一人もいなくなる。



それだけでも、「俺もうファン辞めようかな……」と思ってしまう人もいるかもしれない。

あるいはこの卒業ラッシュに付いていけずに離れていってしまう人も。



毎回毎回思うことだけど、その辺のことを事務所はどう思っているんだろう。



「大丈夫なんとかなる」と楽観しているのか、「物凄く大変になるとは思うけど、これは乗り越えなければいけない壁だ」と妙な情熱に燃えているのか、はたまた何も考えてない馬鹿まっしぐらなのか。



あまりにも展望のないこの状況に、最後のやつが正しいんじゃないかと思ってしまっても無理はない。



つんく♂Pはもしかして、モーニング娘。を一新するつもりだろうか。


何十年も継ぎ足してきた秘伝のスープを捨てて、また新たなスープ作りに励むつもりなんだろうか。


そんな暴走ぎみの「改革案」が見え隠れするのが非常に恐ろしい。
来年あたりには、もう九期と十期しかいなかったらどうしよう。
こんなバカげたジョークが笑えなくなってきた。




他にも、不安と不満を上げたらキリがない。そんな状況だ。



自ら窮地に立って己を鼓舞するのも結構だが、限度というものがある。



ファンというのは、別に明日からファンを辞めてしまっても人生に支障はない人たちだ。

「いや、俺はファン辞めたら、人生辞めたも同然だ」というファンもいるだろう。自分もそれだ。

だけど、そうじゃないファンもいるのだ。その辺を事務所はわかってない。

あっさりと「ファンやーめた」と言えるファンだっている。誰もが、「何があっても付いていくぜ」と思っているわけではない。

まるで、そういう「ライトなファン」をふるいにかけているかのようなこの現状は一体なんなのだろう。ファンを選別でもしてるのか?w




がきさんが卒業するというのは、きっと誰もが「近々あるだろう」と覚悟していたことではある。

だけどいかんせん早すぎる。少しばかり、早すぎる。



というのが本音。




……でもさ。そんなこと言えないよね。少なくともがきさん本人には、そんなこと言えない。(言う機会がもしあったとしても言えない、という意味)



むしろ今まで娘。でいてくれたことに感謝するべきだからねぇ。「早すぎる」なんてのは、ただのファンのエゴだよね……。





あー難しい。

卒業を祝いたい気持ちと、祝いたくない気持ち。

感謝の気持ちと、ふて腐れたくなるような気持ち。

卒業するメンバーのこれからの活躍への期待と、残される娘。へのどうしようもない不安。



毎度のことだけど、卒業にはこの相対する二つがつきまとう。



どっちも本音だから始末が悪い。





とりあえずこのくらいにしときましょうか。

最初にも書いたように、こういう気持ちは徐々に変化していくものです。

卒業の頃には、もっとポジティヴになってるはずです。



今も、がきさん個人に関してはポジティヴな意見なんだけどね。うん……。





さぁて、新年早々また切ない日々の始まりかぁw