森博嗣 『工学部・水柿助教授の逡巡』
工学部・水柿助教授の逡巡 (幻冬舎文庫)/森 博嗣

¥630
Amazon.co.jp
再読。
《水柿くんシリーズ》の第二弾。
第三弾の『工学部・水柿助教授の解脱』がちょっと前に文庫化されたので、前作をまた読みたくなって読んだ。
(ちなみに、『解脱』は単行本で読んだ)
これは一応「小説」という体裁をとってはいるし、作中で何度も「これは小説である」と念押しされるが、かなり事実に近い小説なのである。
工学部の助教授である水柿くん(森博嗣)が、日常のアレコレから小説家になるまでの経緯などなど、作家本人とおぼしき生活が描かれているのだ。
なぜそれが本人の実生活と近いかわかるのかというと、日記やエッセイなどで何度もでてきた描写だからだw
熱心なファンならわかるという話。
もちろん虚構もまじっている。だから余計に面白い。
この巻を読むと、「小説家になるのって簡単なんだな~。しかもかなり儲かるんだな~」という錯覚を覚える。
しかしもちろん、書くのは大変だし、儲かる作家はほんの一握りだろう。
執筆ペースを落とさずに、コンスタントに書き続けて、続々と新刊が出る作家なんて、この森博嗣くらいではないだろうか。
そんだけ書いて、あれだけ面白ければ、そりゃあ儲かるわ。
続編にしてシリーズ最終巻の『解脱』もまた再読したくなってきた。
工学部・水柿助教授の逡巡 (幻冬舎文庫)/森 博嗣

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再読。
《水柿くんシリーズ》の第二弾。
第三弾の『工学部・水柿助教授の解脱』がちょっと前に文庫化されたので、前作をまた読みたくなって読んだ。
(ちなみに、『解脱』は単行本で読んだ)
これは一応「小説」という体裁をとってはいるし、作中で何度も「これは小説である」と念押しされるが、かなり事実に近い小説なのである。
工学部の助教授である水柿くん(森博嗣)が、日常のアレコレから小説家になるまでの経緯などなど、作家本人とおぼしき生活が描かれているのだ。
なぜそれが本人の実生活と近いかわかるのかというと、日記やエッセイなどで何度もでてきた描写だからだw
熱心なファンならわかるという話。
もちろん虚構もまじっている。だから余計に面白い。
この巻を読むと、「小説家になるのって簡単なんだな~。しかもかなり儲かるんだな~」という錯覚を覚える。
しかしもちろん、書くのは大変だし、儲かる作家はほんの一握りだろう。
執筆ペースを落とさずに、コンスタントに書き続けて、続々と新刊が出る作家なんて、この森博嗣くらいではないだろうか。
そんだけ書いて、あれだけ面白ければ、そりゃあ儲かるわ。
続編にしてシリーズ最終巻の『解脱』もまた再読したくなってきた。