帰宅!



というわけで、『リボーン~命のオーディション~』の千秋楽公演から帰ってきました。


千秋楽でしたが、自分はこれが初見です。


もうミュージカルは終わったとはいえDVD待ちの方もいらっしゃるでしょうから、なるべくネタばれしないように感想を書いていきたいと思います。



まず懸念したのが、一個前のブログに書いたとおり、朝五時半起き(普段はもっと遅い)だったので、観てる最中眠気に襲われてしまわないかということでした。


まぁそんな懸念を背負いつつ、割と早く新宿に着いたわけですが、会場の『全労災ホール スペースゼロ』の場所がわからん。


迷ったよ。超迷ったよ。アップフロントから送られてくるチケットに同封されてる簡素な地図を頼りに進んだけど、簡素過ぎて余計迷ったー。事務所のばかー。あんな地図でわかるかー。


そうだスマホがあったじゃないかと気付き、ナビアプリを駆使して辿り着こうと思ったのになぜかそれでも迷う自分。


もしかして自分は結構な方向音痴なのかもしれない、と愕然としました。


そんな筈はないのに……。そんな筈は……。


で、新宿駅周辺を三回ぐらいグルグル回ったあげく、意を決して再度ナビアプリを使用。今度はわかったさ。
必至にナビ通りに歩き、やっとの思いでスペースゼロを発見。


ホントくたびれた。人生で一番迷ったかもしれない。


これで疲れて、余計眠気に襲われるんじゃないかとビクビク。


でもそれでも早めに会場に着いたので、開場までの待ち時間が長い長い。


入口前に座ってると係りの人に怒られるので、2時間以上ずっと立ってひたすら待つ。


脚が棒のようになりましたw


ミュージカル前から、疲労がたまるばかりですよ。



んなこたぁいいからさっさと感想書けや、という声が四方八方から聞こえてきたのでようやくミュージカルの感想です。



とにかく思ったことといえば、「新垣里沙は高橋愛に匹敵するほどの女優だったのだ」ということですかね。


がきさん。ああがきさん。がきさぁぁぁぁぁぁん!(落ち着け


それについては後で書くとして、メンバー一人ずつの感想を。内容には(一部を除き)触れませんので。


まずコウノトリの高木ちゃん。
かわいいねぇ。ちっちゃいねぇ。でもしっかり声が出ててセリフが言えてて、さすがエッグで鍛えてるだけあるなぁと。
閻魔大王の助手ということで、難しい言葉(主に人名)もたくさん喋っていて凄かったです。


で、チンギス・カンの佳林ちゃん。
佳林ちゃんはさすがだー。『おじぎでシェイプアップ』のときも達者な芝居をしてたけど、当然ながらあのときの何倍も成長してました。
例のゲームコーナー(という名の「特技を披露する場面」)でも大活躍。
なんだっけ……竹取物語?だかなんだかを暗唱するってやつ。何度もひっかかり、仕舞には笑って言えなくなり、それでもしつこく挑戦してましたw
将来性バッチリだと思うんだけど、スマイレージにも娘。にもしなかった佳林ちゃんを事務所はどうするつもりなのだろう……。


そしてアップアップガールズ(仮)から、仙石ちゃんと森ちゃんの二人。
このお二人も、何度も舞台を経験してるだけあって、安心して観ていられます。
仙石ちゃんは普段は可愛らしい声なので、太めの声と方言が新鮮でした。


みーよ。久しぶりのみーよ。(三好さんのことです。念のため)
みーよは『リボンの騎士』を見たときから凄いなぁと思ってたし、舞台経験も豊富なのでこれまた安心して観てました。
明るくて能天気な役柄もよかったです。もっとみーよのお芝居が観たい。


ミュージカルの稽古中に、モーニング娘。の十期メンバーになったくどぅー。
くどぅー小さい!武道館で見たときも思ったけど、改めて近くで見るとかなり小さい。全体的にw
まぁまだ小六ですからね。当然といえば当然なんだけども。
なんかりほりほと並んだときとか、りほりほも割と小さいほうですが、それ以上に小さくてなんか可愛かったです。ってゆうか超可愛かったです。
一番最初にああなってから長いこと上で座ってるのも大変そうだよねぇ。(観た人にはわかる筈)


そして九期。
クレオパトラ役のフクちゃんがリアルに三大美女だった件。
リボーンブログにもメイクした写真が載ってましたが、衣装を着て役に入ったフクちゃんは『現代の三大美女』に登録してもいいと思う。マジで。
あれが中学生だと……?あの妖艶さは危険だw
演技のほうも、安心の元エッグ安定感。

ズッキとえりぽんは、初々しいながらも自然に役になりきっていて良かったです。
二人とも結構笑いを取ってましたねぇ。
えりぽんはさっきも書いた「ゲームコーナー(という呼び方で合ってるのか定かではない。なんかオーディションの中の「おもしろいことをする」という場面なんだけども)」では、得意のハンドスプリングを披露して拍手喝采。その前に笑いをとってたけどw
そして負けじとフクちゃんもハンドスプリング『もどき』を披露。いや充分凄かったけどね。
さらに負けじと佳林ちゃんも『普通の側転』を披露w
いやぁあのコーナーはおもろかった。

りほりほはシェイクスピア役。
あの役オイシイわ~。主役の二人以外では、たぶん一番良い役柄だったんじゃないだろうか。
「もし自分がどれかの役をやってみるとしたら」という無意味な妄想をすると、自分はシェイクスピアがいい。そんなイカした(死語)役ですよ。
演技も良かった。
「初めて演技しました」という感じはなくて、まるでエッグで数々の舞台に立って鍛えていたかのような演技。(例えです)
なんでもこなすねぇりほりほは。
そりゃあ事務所が推すはずですよw


やっときました、れいなとがきさん。主役の二人。
とにかくこの二人が圧倒的。
れいなの『ベベ』という役は、とっても可愛らしい役。一言でいえば「天真爛漫な子供」という感じ。
ああ確かに、愛佳がやってもハマりそうな役だなぁと思いましたよ。それだけに、できなかったことは悔しいだろうと思います……。
それにしてもれいなは演技も歌も物凄い成長っぷりですね。
演技に関して最近目覚めてきたのはみなさんご存じだと思いますが、歌も、ソロで歌うところなどは圧巻の歌声です。
なんというか、完全に『ベベ』でした。「田中れいな」はそこにはいませんでした。

そしてそしてがきさん。
がきさんはジャンヌ・ダルク役ですが、こういった男勝りの役はもはやお手の物ですね。
もう素晴らしすぎる。
ベベと言い合うシーンの迫力。
そこには確かにジャンヌ・ダルクの悲運があって、それをセリフの一言一言から挙動の一挙手一投足まで滲み出す。
れいなと同じように、そこには紛れもなく『死後のジャンヌ・ダルクの魂』がありました。

ラストの感動のシーン。
泣いたよ。想像以上に泣いたよ。気付いたら号泣してましたw
もう最近こんなんばっかりだw
なんだろう……もしかしてこれが、がきさんとれいなじゃなかったら。例えばハロプロ以外の人が映画やドラマでやった演技だったら、自分はこんなに感動しなかったかもしれない。
がきさんとれいなだから、ジャンヌとベベだからあんなにも感動したのかもしれません。
冷静に分析すると、感情移入の違いでしょうか。
もう、がきさん演じるジャンヌ・ダルクに感情移入しまくってたので、あのシーンはヤバかった。
「がきさぁぁぁん!」という想いと、「ジャンヌゥゥゥ!」という気持ちが一緒くたになって、想像以上の感動をもたらしてくれたように思えます。


それはひとえに、がきさんの凄まじい演技力の賜物。


さっきも言ったように、そこに「高橋愛」の面影を見ました。
似てるとかいう意味ではなくて、同じレベルにあるという意味で。


今までもがきさんの素晴らしい演技は見てきましたが、舞台やミュージカルとなると見せ場が多い主役は愛ちゃんが抜擢されることが多かったので、がきさんのここまでレベルの高い演技は顕現しにくかったのかもしれませんね。


それに気付き始めたのは、『高橋さん家と新垣さん家』という即興劇でのことでした。(自分はDVDで見ましたが)
あの即興劇でのがきさんの演技。特に泣きの演技は素晴らしかった。
愛ちゃんがあのくらいできるのは既に知ってましたが、がきさんもあそこまでできるとは。


その内在していた演技の資質が爆発したのが今回の『リボーン』ですよ。
がきさん(とれいな)が主役ということで、図らずも愛ちゃんが言っていた通りに、愛ちゃんが卒業することによって浮き彫りになった他のメンバーの才能(と努力の結晶)が垣間見えたのではないでしょうか。


当然の帰結として、観てる最中と観終わった後は「もうがきさん以外愛せない」状態に一時的になりましたよ。(……あくまで一時的にw だってハロプロみんな好きだからねぇ)


いやぁホントに、がきさんの株がグーンと上がってます最近。


前が東京タワーだったとすると、今はスカイツリーになりました。



大丈夫だ。愛ちゃんという偉大すぎるメンバーが卒業して不安もありましたが、がきさんがいる限り、いやゴロッキーズがいる限り、娘。の未来は明るいです。
もちろんその下のメンバーも成長してくることでしょう。


なんかねぇ、卒業前後に愛ちゃんに感じていた(というか改めて噛み締めていた)「偉大さ」みたいなものを、がきさんにも感じたんですよ。


そういう意味でも、がきさんは愛ちゃんに匹敵する女優であり歌手であると強く思いました。



それと忘れちゃいけないのが「ゆきねえ」こと兵藤ゆきさん。


ゆきねえは言うまでもなくさすが。迫力ある演技と、アドリブ(?)の使い分け。なにより、滲み出る「良い人オーラ」w


ゆきねえにはたくさん笑わせてもらいました♪


$もっと不思議なことだって起きている




がきさんとゆきねえの微笑ましい画像を貼ったところで、長くなりすぎたから②へ続くーw