フィリップ・K・ディック 『ユービック』



ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314)/フィリップ・K・ディック
¥861
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有名なSF映画『ブレードランナー』の原作、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』でおなじみのSF作家、フィリップ・K・ディックの傑作。(ちなみに作者は故人です)



ディックの小説は、「現実崩壊感」が売りだが、これはまさにその代表作。



映画『インセプション』や、小説『完全なる首長竜の日』よりも遥か昔に書かれていた、現実崩壊SF。



どれが現実で、どれが夢なのか。自分は生きているのか、死んでいるのか。



とある爆発が原因で、時間退行現象が起きてしまい、それを防げる唯一の手段は『ユービック』というスプレーを吹きかけることのみ。



ミステリ的な展開もあり、読みやすいのでおススメ。




今現在のカバーは、新装版になっており、カッコイイ感じです。(Amazonで表示されるのは旧カバー)



しかし、裏表紙に書かれているあらすじは、めちゃくちゃネタバレしているので注意。



あれは直すべきだと思うんだけど……w