山本弘 『闇が落ちる前に、もう一度』
- 闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)/山本 弘
- ¥580
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※単行本『審判の日』を改題、文庫化した作品。
ホラー仕立てのSF短編集。
表題作と、『時分割の地獄』と、『審判の日』が良かった。
著者の傑作、『神は沈黙せず』や、『アイの物語』へも通ずるモチーフがたくさんあるので、この本を楽しめたなら、そちらもぜひどうぞ。
山本弘は非常に読みやすい上に、わかりやすくSF的感動(センスオブワンダー)を与えてくれるから、SF好きじゃなくてもおススメ。
それにしても『審判の日』、夢の中で「イエス」か「ノー」を選択する場面があるのだが、自分だったらどちらを選んだだろうか……。
もしかして、主人公たちと同じく「イエス」を選んでしまうかもしれない。少なくとも迷うだろう。
そうなると、ああなってしまうわけだ。なんてこったい……w
読んでない人にはさっぱりわからない話ですみませんm(_ _ )m