桜庭一樹 『青年のための読書クラブ』



青年のための読書クラブ (新潮文庫)/桜庭 一樹
¥460
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『私の男』で直木賞を受賞した、桜庭一樹の連作長編。



とあるお嬢様女子校での年代記が、《読書クラブ》なる面々によって書き綴られていく。



古風で美しい文章が素晴らしい。



自分がもしこの学校に入学したとしたら、権力の生徒会でもなく、華の演劇部でもなく、活動的な新聞部でもなく、陰気で静かな読書クラブに入ることは間違いないだろう。



心に何かを秘めたる者を惹きつけて止まない魅力があるのだ。




読書クラブ入りたーい。