古野まほろ 『天帝の愛でたまう孤島』



天帝の愛でたまう孤島 (講談社ノベルス)/古野 まほろ
¥1,617
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『天帝のはしたなき果実』、『天帝のつかわせる御矢』に続く、《天帝シリーズ》第3弾。



相変わらずの超衒学趣味とフランス語ルビは健在だが、前二作に比べると少し物足りないかな。



今回は孤島ミステリ。



高校生9人+教師1人での殺人劇。



まさに、色んな意味での殺人《劇》。(←読んだ人にはわかるはず)



青春要素も多く、なんだか金田一少年の事件簿みたいな雰囲気w



こちらはもっと歪んで捻ってノリノリで悪趣味だけども。




今のところこの《天帝シリーズ》は次の『天帝のみぎわなる凰翔』でストップしている。



なんでも著者は、諸事情により断筆寸前になったらしいが、ここ最近光文社で単行本を出して復活を遂げている。



一体何があったんでしょうねー。