森見登美彦 『きつねのはなし』



きつねのはなし (新潮文庫)/森見 登美彦
¥500
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『四畳半神話大系』や『夜は短し歩けよ乙女』の饒舌な陽気さとは一変、不気味でダークな怪談短編集。



表題作『きつねのはなし』が素晴らしい。



その他の3短編も、京都を舞台に妖しく、オープンエンド気味に収斂する。



まさに京都の《怪》。



森見氏の、新たな一面が垣間見える。