樺山三英 『ハムレット・シンドローム』



ハムレット・シンドローム (ガガガ文庫)/樺山 三英
¥600
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ライトノベルレーベルから出ているが、絶対ライトノベルではないと思うw



何がほんとうで、何が嘘なのか。



誰が、何を、本当に?演じているのか。



とにかく迷宮的な構造になっていて、読んでるこちらも幻惑されそうになる。



狂気を演じるハムレットを演じる男。



演技がほんとうになったとき、彼はどこまでを演じていたのか。



誰の言うことも信用ならず、何がどうなっているのかも不確か。



メタミステリーとも違う、カオスの物語。



人は誰もが、誰かを演じていて、その内、誰を演じていたのかもわからなくなってしまうのだ。