今年度2011年の本屋大賞が発表された模様。



受賞したのは、東川篤哉の『謎解きはディナーのあとで』



そうか、東川さんか。



この方の作品は、『館島』しか読んだことがないけど、正直あまり……w



な感じだったので、『謎解きは~』も読んでないんですよね。



読んでないので滅多なことは言えませんが、もうすでに結構売れていた作品を大賞にするのはちょっとどうなのと思わなくもない。



どうせなら、2位の窪美澄 『ふがいない僕は空を見た』とか、



5位の奥泉光 『シューマンの指』とかにすればいいのに。



2位の方は、新人のデビュー作。話題にはなっていたけど、あくまで読書家の間での話。



5位の方は、芥川賞も取ったことがあるベテラン。純文学からミステリーからSFまで、幅広い作風で知られる。でもおそらく、一般的認知度はあまり高くないと思う。



そういった、実力はあるのに日の目を見ていない作品を本屋のみなさんが発掘して世に出すのが本屋大賞の良い所なのではないか、と思ってしまうわけです。



でも今回の東川さんも、『謎解きは~』が売れるまでは、一部のミステリーファンから支持されていただけの方だったので(失礼かもしれませんがw)、今回はまぁ良しとしよう。



しかし個人的願望を言ってしまうと、これからはもっと『売れてないけど傑作』な作品を受賞させてほしいものです。



ノミネートすらされてない本の中にも、傑作は多々ある筈。



コアに行こうよ、コアに。





そしてできれば、翻訳本の本屋大賞もやってくれないかな……。