本の話題です。
来月の早川書房の新刊ラインナップが素晴しい。
単行本で、コリイ・ドクトロウの『リトル・ブラザー』が邦訳される。
この作品は、2008年の《キャンベル記念賞》、《ホワイトパイン賞》(カナダの文学賞)、《プロメテウス賞》を受賞し話題になったヤングアダルトSF。
《ヒューゴー賞》、《ネビュラ賞》、《ローカス賞》の候補にもなった。
そして文庫では、アダム=トロイ・カストロの『シリンダー世界111』がSF文庫で。
これも2008年に、《フィリップ・K・ディック賞》を受賞した本。
去年のSFマガジン3月号の《SFスキャナー》でも紹介されていた本ですね。(そちらでは『逆転世界の密使』という仮タイトルだったけど)
他には、小川一水の短編集『青い星まで飛んでいけ』と、神林長平の『アンブロークン・アロー 戦闘妖精・雪風』の文庫化。
『深海のYrr』、『LIMIT』などの超大作でおなじみ、フランク・シェッツイング『沈黙への三日間』。
復刊では、ティム・パワーズ『生命の泉』(旧題『幻影の航海』)。
これは、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の原案であるらしい。
そして、トレヴェニアン『シブミ』と、夢枕獏『上限の月を喰べる獅子』も復刊。
『シブミ』は、近々ドン・ウィンズロウの『サトリ』が出るから復刊するのでしょう。
ポケミスでは、デイヴッド・ゴードン『二流小説家』も名作との呼び声高い一冊。
エドガー賞の最優秀新人賞を受賞したらしい。
という感じで、面白そうな作品がいっぱい出る来月の早川書房にテンションがあがったのでした。
マニアック過ぎる話題ですみませんm(_ _ )m
たまにこういうの書きたくなる。