小川一水 『天涯の砦』
- 天涯の砦 (ハヤカワ文庫JA)/小川 一水
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宇宙空間に浮かぶ軌道複合体《望天》(簡単に言うと、宇宙の空港みたいなもの)が、爆発事故により崩壊。
乗員乗客、多数の死者が出る中、第四扇区に取り残された10人の宇宙サバイバルSF。
考えたくもない絶望的な状況。
なんせ、敵は真空。暗黒の宇宙。
恐ろしいのが空気漏れ。
そして、地球大気圏への突入。
どちらもかろうじて防ぐが、生き残った人間側にも脅威がいる。
そんな場合じゃないのに、争い、罵り合い、殴りあう人間の愚かさにうんざりもするけど、実際そういった状況になったら、自分がどうなるかなんてわからないものだろう。
宇宙こわーい、と思ったけども、最後に、新人類による恒星間航行とか言われるとやはり、「宇宙に行ける時代がきてほしいな~」と思ったりするw