森見登美彦 『夜は短し歩けよ乙女』
- 夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)/森見 登美彦
- ¥580
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山本周五郎賞受賞作。
単行本が発売された日に買ったにも関わらず、今まで読んでなかったのをようやく読んだ。
買ってから、約4年越しの読書w
よくもまあこんなに阿呆(褒め言葉です)で可愛らしい話を思いつくなぁと感服する。
古典文学のような語り口を、現代風にオモシロオカシク綴っていく。
黒髪の乙女の天然さと、それを追いかける男子大学生の韜晦に満ちた純情がなんとも面白い。
前作『四畳半神話大系』に出てきた、樋口くんと羽貫さんも登場して、尚よろしい。
思わずニヤニヤしながら読んでしまう傑作。