本：サウンドトラック

古川日出男の『サウンドトラック』

サウンドトラック (上) (集英社文庫)/古川 日出男

￥600

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トウタという少年と、ヒツジコという少女が、小笠原父島で育ち、やがて別れ、ヒートアイランド化した東京でサヴァイヴする神話的世界。

という説明ぐらいしかできない。

とにかく神懸かった文章と物語の暴走。

二人が『出会わない』ボーイ・ミーツ・ガールものでもある。

この作者では他にも、異色の大作『アラビアの夜の種族』もおもしろい。