西澤保彦の『七回死んだ男』
- 七回死んだ男 (講談社文庫)/西澤 保彦
- ¥660
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同じ時間を、何度も繰り返すという、SF的設定を使ったミステリー。
どんなに頑張っても殺されてしまう祖父を救おうと頑張る、孫が主人公。
犯人をとめたと思ったら、別の人間が犯人になる。
その犯人をとめたら、また別の人間が殺人を犯す。
もうやってらんないよとうんざりしながらも、頑張る主人公。
登場人物に嫌なやつが多いのだが、ユーモアのある文章なので、嫌さも笑える。
最後には、おぉ、なるほど、へぇ~という驚きの結末が待っている。