貴志祐介の、『新世界より』
- 新世界より (講談社ノベルス キJ-) (講談社ノベルズ)/貴志 祐介
- ¥1,995
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千年後の遠未来の日本。
科学技術が無くなり、《呪術》と呼ばれる特殊能力を身に付けた人間たち。
主人公の少年少女たちが、遥か昔に作られた自律型アーカイヴ端末を発見してしまい、人類の血塗られた歴史を知ってしまう。
「バケネズミ」や、「ミノシロモドキ」など、生態系も変化している千年後の日本の描写がおもしろい。
個人的には、この本、十年に一度の傑作と言っても過言ではない、と思います。
読み終えてからも、しばらくこの世界から抜け出せません。
読んだのは今年の初め頃でしたが、今でも鮮明に思い出せるほどです。
結構分厚い本ですが、長さは感じないおもしろさです。