『若者の活字離れが深刻だ』、という言葉をたまに聞く。



読書好きの自分が言うのもなんだが、完全に余計なお世話だと思う。



活字離れの何がいけないんだろうか?



娯楽が少なかった昔とは違って、今は、テレビ、ネット、ゲーム、その他もろもろ、たくさんの娯楽に満ちている。



本を読まない人間が増えるのは必然というものだろう。



本なんて読まなくてもいい。

読んでもいいが、読まなくてもいい。

他人が口を出すことではない。

無理矢理読まされる本ほどつまらない本はないと思う。



読みたければ読めばいい、という至極当然なことなのだ。

(一応言っておくが、本は素晴らしいと思う。大好きだ。ただの個人的な好みである)



まぁ実際のところ、本(活字)を読む若者は増えているように思える。

司馬遼太郎の『燃えよ剣』を読んでいる小5くらいの少年を電車で目撃して驚いたこともある。

むしろ五十代以降の人たちの方が活字離れしているのではないだろうか。

『老眼』という恐ろしい敵がいるから、らしい



ところで、こういう場合、ターゲットにされるのはいつも『若者』のような気がする。



もう若くない人間が言っているからだろう。



若者はそんな恥ずかしいことは言わない。



きっと、年をとるほど、鈍感になっていくのだろうな、と思う。気をつけたい。(ちなみに僕は23です)