不思議だ、という認識は、つまり観測者の無知に起因しており、その事象についての科学的、論理的知識があれば、不思議だ、と思うことはないと言っていい。


この世のすべてを科学や論理で説明できる、という意味ではない。



人がまだ、『知らない』ことを不思議と感じる、ということだ。


つまり、この世に不思議は存在しない。



人が、『知る』、『知らない』に関係なく、現象は現象として起こるからだ。


人間のゆがんだ認識が、不思議を作り出し、それを不思議だ、と感じるのはもちろん、人間だけなのである。





……とか言ってみる。