SF界の女王、コニー・ウィリスの、ヒューゴー賞、ローカス賞受賞作 『犬は勘定に入れません ―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』

犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF.../コニー・ウィリス
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これ面白いですよ。いやホント面白いですって。



翻訳ものだけど、読みやすい。誰が読んでも面白い。(やや誇張表現)



翻訳ものは苦手という方でもスラスラ読めるはず。(スラスラ読めることが、良いことだと仮定して)



一言で言うなら、タイムトラベルSFミステリ恋愛ユーモア小説。とにかく楽しいよ。にやにやが止まりません。



個人的には、タイムトラベル先で、主人公がヒロインと出会う(というか落ち合う)っていうシチュエーションが好き。



自分たちは、未来(21世紀)から来たんだけど、そのことは、主人公とヒロインの二人しか知らない(もう一人いるタイムトラベラーは知ってるけど)。

過去(20世紀)の人たちにバレないように、てんやわんや四苦八苦しながら、目的を果たそうと頑張る二人。



これですよこれ。なんて最高の舞台設定。あぁ、主人公のネッド君になりたい……。



というわけで、全国の本屋さんは、この本を推しまくるべきだと思います。



原宏一とか北川歩実とか今邑彩とか売ってる場合じゃないよ!



たまには翻訳ものもベストセラーにしてくれないと、翻訳業界が荒廃しちゃうよ!



本屋さん、次に仕掛ける本はこれで。



それっぽい帯とかPOPとか作って、売りに売っちゃってください。