シェフリエのピラウ（米状パスタのピラフ）

トルコに来て、「え！何コレ、面白ーい」と思ったピラウ（ピラフ）をご紹介します

ピラフって語源は、トルコの「ピラヴ」から来ているのですよ

トルコで食べるピラフは、バターライスのこと。

パンを主食にしているトルコ人は、お米は付合せとして食べています。
だからお食事の際は、パンもお米も食べるのですよ

米のみのものもあれば、様々な具材を炊込んだものもあり、入れた具材の名前を冠して「○○ピラヴ」と称しています。

今回ご紹介するのは、こちらのリゾーニを入れたピラウ。



リゾーニ（Risoni）とは、米粒の形をしたパスタの一種です。

イタリアではオオムギを意味する「オルゾ」（Orzo）
ギリシア料理では「クリタラーキ」（kritharáki）
トルコ料理では「シェフリエ」（şehriye ）

と呼ばれて、世界各国で食べられているパスタです

どこで手にはいるかというと、ちょっとお洒落な輸入お菓子や食材などを扱っているお店（関東だったら、明治屋とか成城石井、紀ノ国屋など）

大きさの目安にお写真を撮ってみたのですが、



左：極小ブルグル（クスクス）　中央：シェフリエ（リゾーニ）　右：レンズ豆

日本のお米よりも長くて細いです


トルコに来て、「これぞ妊婦の為のお料理だわ！」と気に入っている、クルファスリエ。
白インゲン豆のラグー（煮込み）の事です。

お写真は、クルファスリエ専門店である「ファスリ」のもの。


イソフラボンたっぷりで、お肉もお野菜もたっぷり取れ、なおかつリコピン豊富なトマトで煮込んだ「低カロリー・高タンパク」のお料理。

赤ちゃんの為のお薬だと思って、毎日毎日食べている程。

私はエキメッキ（バゲットよりもっとソフトなトルコのパン）と合わせていただきますが、お外でクルファスリエを食べている人を見ると、誰もがピラウと一緒に食べております。

トルコの方によると、「クルファスリエにはピラウは欠かせないわ！」とのこと。


（お写真は同じく「ファスリ」にて。）

本日はお一人様dinnerなので、トルコ人流にクルファスリエをいただくことに

このピラウ、先日食べたばっかりなので味コピして再現してみたらドンピシャリでした！

本当はお鍋で炊くが主流ですが、おうちで手軽に作れるように炊飯器で作ってみたよ

ちゃんと分量も計ったので、載せます

【材料】付け合わせ程度で食べるなら4人分くらいかしら？

シェフリエ（リゾーニ）70g
お米　1.5合
無塩バター　40g
塩　小さじ1
チキンコンソメ　1/4キューブ（粉末タイプならひとつまみ程度）


まず、フライパンにバターを熱しシェフリエを強火で炒めます。


バターがフツフツとしてきたら、弱火～中火におとし、シェフリエが薄茶色に色づくまで炒めます。


そこへ、洗ったお米を投入！　お米にバターをコーティングする感じで炒めます。
触ってみてお米が熱くなっていればOK！

炊飯器へ移し、塩とコンソメを入れ、「白米」のメモリに2合の分量までお水を入れて、お箸でかき混ぜてから通常モードで炊くだけ



炊きあがったら底からざっくりかき混ぜて、



いっただっきまーす



トルコ人のクルファスリエの食べ方は・・・

こうしてピラウをクルファスリエに入れて、


お米と馴染ませてからいただいています



とっても美味しいので、よかったらお家で作ってみてくださいね

クルファスリエ以外にも、カレーや様々な煮込み料理などにも合うと思います

バターの風味も香ばしくて、プリッとした食感がクセになりますよ～

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