「食」と教育について というページを見ていて(http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k5/150818.htm)胸がアツくなったのでUPします。


「人を殺したかった。相手はだれでもよかった」
このセリフ、何度耳にしたことでしょう。


立て続けに起きた複数の無差別殺人事件・・・

そうした理由なき殺人事件の背後に「食」が関係しているの、ご存知でしょうか?

以前秋葉原で起きた事件も、数々の無差別殺人事件に関しての新聞・ワイドショー・ネットなどに挙げられた「被告の背後に考えられること」を朝日新聞が分かりやすく書いていたので挙げてみます。


・事件の被告たちには,家族生活を通してはぐくまれる他人への共感の
 能力が欠けていたのではないか。

・人間は自分だけでは幸せにはなれず、仲間の喜びを通じて幸せを感じる。
 それは幼い頃から仲間と食卓を共有する場面ではぐくまれる。

・ところがこうした「会食」は人間以外の霊長類には決して見られない。
 注視が威嚇を意味するサルの世界でも顔を合わせての食事はありえない。

・人間だけは霊長類とは違い、相手が請わなくても自分の食べ物を仲間に
 分け与え、さらには仲間と向かい合って食事をすることを好む。
 
・人間の目には、霊長類と違い、白目の部分があるので目の動きで相手の
  内面の変化を察知することもできる。

・こうしたことから人間は食事の場面を通じて家族間の、さらには地域社会の中の
 コミュニケーションを図ってきたのではないか。

・「個食」に向かう最近の食事のスタイルは,そういう意味では,互いに視線を
 合わさずに食べるサルに似ている。




皆様は、これを見てどう思いましたか?

ここで「個食」という語がありますが、問題はそれだけではないのです。

6つの「コ食」という食習慣です。


「孤食」:同じ屋根の下に住んでいるのに、家族が違う時間帯に違う場所で食事をとる。コミュニケーションがなく寂しく一人で食事をする。特に子ども一人で食事することを指す
「個食」:家族と一緒であってもそれぞれが別々の、各自がそれぞれ好きなメニューを食べる
「固食」:毎日同じようなものばかりを食べ続ける事
「小食」:食が細いこと
「粉食」:うどん、パン、ピザ、スパゲティーなど粉末からできたもの。遺伝子操作食品とも関連
「濃食」:味の濃い言食事ばかり食べる

~下記、学校保健委員会資料から引用~
固食:ばっかり食について
食卓にハンバーグがあって、みそ汁、お漬物、ご飯があったとすると、まずハンバーグばっかり食べ、それが終わらないと箸が、次のご飯にいかない
家族みんなで食べるゆえの家庭料理。固食や個食の要因は家族の団欒の不足にあるかもしれない。
家族皆で同じ物を食べず個食になれば一人一人に別々の料理は作れないので、レトルトやファーストフードなど子どもが好んで食べるものだけを与えるようになる。

食の現状と食育
個食となると個々に別々の料理は作れないので子どもが好んで食べるものだけを与えるようになる
食生活を通したしつけは幼い頃からやっていく必要がある。10歳以降になると難しい
「どんなものを食べれば安全か危険か」の食生活力も将来にわたって必要になる
味覚を壊さないために主食と副食の食べ方マナーも大切





すべきことは家庭での食卓・テーブル上で学ぶ「卓育」。

私は子供だけではなく大人も「卓育」について学ぶべきだと思います。


食べることはもちろん、マナーの大切さやしつけを教え、我慢することを教え、

季節や行事のコーディネートを目で見て学び、食文化を知ることによっての新しい
美味しさの発見を舌で味わう。

たくさん家族での会話を交わして、五感を育てて心豊かな人間関係を形成する。

子どもだけじゃなくて、大人も、食卓を囲んで人間関係が出来上がっていくと私は思います。

「笑顔と幸せがたくさん集まる食卓を創る」。

みんなで 「心」の成長が出来るのですよニコニコビックリマーク



最近ツイッターなどで節電の呼びかけで
「一人一人が出来ること。協力して助け合おう。一人一人の力が、大きくなる」
とよく見ますが

これは 卓育にも言えることなんじゃないかなぁ。