地球温暖化と気候変動による異常気象でパナマ運河の水が減少! | 熱帯雨林を歩く

地球温暖化と気候変動による異常気象でパナマ運河の水が減少!

ミラフローレス閘門(こうもん) パナマ運河には水位を変えるための閘門が、三ヶ所に設置されている。遠くにラス・アメリカス橋が見える

 

 

地球温暖化と気候変動による異常気象でパナマ運河の水が減少!

 

Rainbowtown FM・Stand by Me (レインボータウンFM) 

20244月11日(木) 14:00~ 15:00  

出演者フリーライター・上島善之&パーソナリティ・二喬礼

 

 イスラエルのガザ侵攻に関連し、紅海におけるイエメンの親イラン武装組織フーシ派による攻撃に伴い、船舶各社はルート変更を迫られています。一方、南米パナマではパナマ運河の水不足による船舶の運航が減少していると報道されました。
 パナマ運河庁は記録が残されている74年前の1950年以来、最も降水量の少ない10月になったことを明らかにしました。2023年10月の降水量は例年に比べて41%減少し、パナマ運河の閘門に水を供給する主要水源であるガトゥン湖はこの時期として前例のないレベルまで降下したそうです。
 地球温暖化と気候変動による異常気象により、パナマ運河は深刻な水不足に陥り、通航できる船舶の数が絞り込まれているといいます。港での順番待ちが常態化し、待ち時間は船の種類によって2週間近くに及んだそうです。
 これらは、国際貿易の80%を担う海上輸送産業に大きな影響を与え、国際物流への影響が長期化する可能性があるといいます。
 パナマ運河の現状と水がなぜ減少しているのか報告します。

 

下記のHPので聴くことができます。画像も見ることができます。右上のYouTube Liveをクイックしてください。

http://885fm.jp/timetable

 

 

閘門 大量の水を使う

 

 

 

 

観光客用のビジターセンター ここの屋上が運河見学用のデッキになっている。ビジターセンター内には、パナマ運河を紹介するミニシアターや運河当時の様子の写真、当時使われた道具の模型などが展示されている。これは当時の建設の様子の写真

 

 

パナマ運河管理局の建物の天井に描かれたパナマ運河建設の様子

 

 

パナマ運河建設の労働者たち

 

 

パナマ運河と運河を取り巻く熱帯雨林 雨上がりの熱帯雨林を背景に、大型船が整然と運河を進んでいく

 

パナマ運河を航行する貨物船 バロ・コロラド島にあるスミソニアン熱帯研究所へ向かう途中、運河の中央に出ると貨物船が窓いっぱいに迫ってきた

 

 

浚渫船 パナマ運河は今も埋まり続けており、浚渫が欠かせませない
 

 

チャグレス川 人造湖のガトゥン湖ができるまでは、カリブ海まで流れていた。上流にはダムが設けられ、水量がコントロールされている

 

 

 

スマホで読む

 

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