パプアニューギニア(P.N.G)の旅 No.41 ココダ道の戦い (Kokoda Track)
前方の道がココダ街道で、ポートモレスビーへと続いている。今ではおよそ一週間でココダ街道を徒歩で横断するツアーもある。ココダには日本軍の碑とともに豪軍の碑や展示館も整備されている。
パプアニューギニア(P.N.G)の旅 No.41 ココダ道の戦い (Kokoda Track campaign)
1942年(昭和17)7月29日、南海支隊は全力を上げてココダに陣を張る豪州軍を打ち破った。そして、日本軍はポートモレスビーを目指した。しかし、将兵を待ち受けていたものは、厳しい自然と過酷な地形、さらに疾病と飢えだった。
ポートモレスビーまであとわずかとなったが、転進を命令された南海支隊はこの地に退却した。11月3日、ココダは再び豪軍の手中の地となった。
オーストラリア政府の碑。オーストラリア軍にとっても激しい戦闘であったという。オーストラリアの戦争記念の日に、当時の首相が来て慰霊祭が行われた。その時の首相はこの碑の前にひざまづいて大地に接吻をして哀悼の意を表したという。
ここは台地になっていて、碑のある場所は公園のようよく整備されている。近くには小型飛行機が離発着出来るココダ空港がある。ここから見渡せる後方の山並みはジャングルにおおわれ、ココダ街道がポートモレスビーへと続いている。