(最終更新日:2024年2月2日)

 

私は学生時代から都市風景の撮影が趣味で、スペイン・ポルトガルや中南米の主要都市へ旅行して写真を撮ってきました。ここではこれまでに撮影した写真を都市別に紹介して参りたいと思います。中南米というとマチュピチュやウユニ塩湖、イグアスの滝等の歴史遺産や自然が有名ですが、都市風景も中々に魅力的です。

 

今回はペルーのクスコです。クスコは言わずと知れたインカ帝国の首都だった都市で、スペイン人による征服後も沿岸部でのリマと並びスペイン植民地(ペルー副王領)の主要都市であり続けました。今では人口約40万人の地方都市(首都リマは約1,000万人)ですが、世界的に有名なマチュピチュを観光する際の拠点であることから多くの人が訪れます。

 

マチュピチュ観光の拠点というだけでなく、クスコはそれ自体が魅力的な観光地です。特に植民地時代の面影を色濃く残す中心部の景観は独特で、周囲の丘等から眺める昼・夜のパノラマは一見の価値ありです。標高3,400mの高地に位置するので、訪れる際は高山病や寒さの対策をして行くのがよいでしょう。

 

 

Plaza de Armas (Oct.2023)

中心部に近い小高い丘に建つサンクリストバル教会の展望台からのPlaza de Armasを中心としたクスコのパノラマ。広場を正面から眺められる定番の撮影スポット。

 

Plaza de Armas (Oct.2023)

同じ場所から撮影した夕景。午後15:00くらいに戻ってきて日没まで撮影を続けた。日没前後の約1時間は刻一刻と景色の色合いが変わるので見ていて飽きない。

 

Vista noctruna de Plaza de Armas (Oct.2023)

同じ場所から撮影した夜景。教会の展望台は18:00に閉まるので夜景を撮りに行くなら日没が早く雨が少ない6~10月がお勧め。夜は冷え込むので防寒対策をして行った方がよい。

 

Vista panorámica de Cusco (Oct.2023)

Limbus Restobarというカフェレストランから撮影したクスコのパノラマ。クスコは丘や山に囲まれた地形をしているので、こうした撮影スポットがたくさんある。

 

Vista noctruna de Cusco (Oct.2023)

同じくLimbus Restobarから撮影した夜景。サンクリストバル教会と違って時間制限がないのがよい。夜は眺めが良いテラス席が埋まってしまうと思い16:00くらいに行って席を確保したのだが、この時間帯は直射日光(しかも標高3,400mの)が厳しかった。都市風景の撮影にも時として忍耐が必要。

 

Iglesia de la Compañía de Jesús (Oct.2023)

Plaza de Armas(中央広場)に面して立つイエズス会教会。かつてインカ帝国の皇帝の宮殿があった場所に建てられたらしい。

 

Catedral (Oct.2023)

17世紀に建てられた大聖堂。こちらもインカ帝国の神殿の跡地に建てられたらしい。

 

Plaza de Armas (Oct.2023)

Plaza de Armas(中央広場)はこのような2階建ての古風な建物に囲まれており建物はレストランや店舗、ホテル等に改装されている。写真中央の上にあるのが先に紹介したサンクリストバル教会。

 

Plaza de Armas (Oct.2023)

Plaza de Armas(中央広場)に立つインカ帝国第9代パチャクティ皇帝の像

 

Cusco (Oct.2023)

クスコ中心部の眺め。植民地時代の建物が多く残るが、多くはレストランや店舗、ホテル等に改装されていて賑わっている。

 

Cusco (Oct.2023)

クスコ中心部の眺め。Plaza de Armasから丘を登っていくとこのような景観を眺めることができる。