デパートを出ると友人のH氏が所有する、レンブラント広場に近いアパルトマンに向かう
若い頃先物取引で財を成した彼は、余生を十分楽しめる物を全て用意して5年前にリタイアした男だった。
同じアパートに二つ部屋を所有しているかれは、自宅とパーティールームに改造しているのだったその名も“NOBY ams.”
茶目っ気のある彼はNY.Yankees のキャップを後ろに被り、タイダイのコックの制服で迎えてくれた。
「なんかHさん、デッドヘッドの成れの果てみたいですね」
「自分との対話が大事なんだ、今日はあき~むちゃんの為にベルーガのキャビアとサロン88’を用意してるよ」
と切り返された・・・
「ピースだねぇ~」
NOBY ams.に入るとそこは、昭和の日本があった・・・
驚く彼女のコートを預かり、自分のコートとそれぞれ木で出来たハンガーに掛けた。
彼女にふかふかの座布団を出してやる、ちゃぶ台の前に二人で腰を落ち着ける
「なんか不思議な空間ね」
「これが日本なの?テクノポリスだと思っていたわ」
彼女は一瞬だけ無防備な表情を見せてくれた。
俺は昔の中産階級の一般的なお茶の間を、なんとか伝えようと努力したのだが、無駄に終わった。
そうこうしていると、H氏がたっぷりエシレバターを塗ったライ麦パンとたっぷりのキャビア、サロン88’ を持ってきた。
器用な手つきでシャンパンを空けると、小ぶりで華奢なワイングラスへそっと注いだ。
若い頃先物取引で財を成した彼は、余生を十分楽しめる物を全て用意して5年前にリタイアした男だった。
同じアパートに二つ部屋を所有しているかれは、自宅とパーティールームに改造しているのだったその名も“NOBY ams.”
茶目っ気のある彼はNY.Yankees のキャップを後ろに被り、タイダイのコックの制服で迎えてくれた。
「なんかHさん、デッドヘッドの成れの果てみたいですね」
「自分との対話が大事なんだ、今日はあき~むちゃんの為にベルーガのキャビアとサロン88’を用意してるよ」
と切り返された・・・
「ピースだねぇ~」
NOBY ams.に入るとそこは、昭和の日本があった・・・
驚く彼女のコートを預かり、自分のコートとそれぞれ木で出来たハンガーに掛けた。
彼女にふかふかの座布団を出してやる、ちゃぶ台の前に二人で腰を落ち着ける
「なんか不思議な空間ね」
「これが日本なの?テクノポリスだと思っていたわ」
彼女は一瞬だけ無防備な表情を見せてくれた。
俺は昔の中産階級の一般的なお茶の間を、なんとか伝えようと努力したのだが、無駄に終わった。
そうこうしていると、H氏がたっぷりエシレバターを塗ったライ麦パンとたっぷりのキャビア、サロン88’ を持ってきた。
器用な手つきでシャンパンを空けると、小ぶりで華奢なワイングラスへそっと注いだ。









