ある日散歩していたら、大きな川に出逢った
(・・・こんな所あっただろうか?)
あるいは僕は道に迷っていたのかもしれない、
右も左も全く知らない風景だ
もしくは、これは夢であったのかもしれない
(だって、なんて美しいのだろう)
そう、それは美しかった
空はすがすがしいほどの青で、月と太陽が対峙し
川は空を映し、なおきらきらと輝いている
芝生さえも、生きていると強調していた
(なんてことだ、眩暈をおこしそう)
僕は、脳に身を任せ芝生に寝転んだ
とても、気持ちがいい
視界いっぱいに広がる空は、とてもおおきく
雲は溢れんばかりに流れていて
(風は僕をなでていた)
僕は泣いていた
まるでそうする事が自然であるかのように涙は緑の葉を濡らした
(ああ、なんて人間は汚いのだろう)
だって空はこんなにも大きくて、
草や木はこんなにも生きたがっている
(いつから人間はこんなにも偉くなったのだろう)
これらのものを所有するなんて誰にも出来やしないのに
手に入れた気になって、当たり前のように
分別するんだ
(ごめんなさい)
生きるためにはしょうがないというならば
誰か、一秒でも早くリセットボタンを押してくれ
(こんな台詞あまりにもベタだけど)
神様ってなんて残酷
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
空が、青から黒に変わり
太陽は東へと姿を隠した
僕はすっかり疲労しており、立つのも大儀だった
土をはらい、落ちる緑に目を奪われ
先ほどまで僕が寝ていた所に意識は集中
潰れた芝生は、後にも先にも言葉を発しず
哀愁漂う風は静かに僕を責め立てた
(つまりは、そういうこと)
ごめんなさい