「はじめようか、特別補習」
そうクラスの女子ならず保護者までも悩殺する笑顔でいわれ
手を引かれ連れて行かれたのは俺の自室(今は先生のでもある)
片付かない机の上のものを片手でなぎ倒し、
どうやら作ったらしいプリント(素晴らしくありえない量)を、
どーんという効果音が相応しいが如く置いた。
「じゃー、早速やってもらおう!」
背中を押され椅子に座らされた途端にそういわれた。
もう僕はされるがままでいるしかなかった。
満足そうに笑う先生が王子というよりも大王に見えたのは内緒。
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「おー、秋。お前また上位か。」
「まあねっ」
何故かウチの学校では、小テストが月に一回有りそのたびに成績が提示される事になっている。
僕は、そのたんびにトップ3には入るようになっていた。
それというのも、前の理科の特別補習から成績が上がったことを喜んだ姉が
先生を僕の家庭教師にし、理科だけではなくすべての教科を毎日毎日叩き込まれているのだ。
多分、東大を目指している学生以上に勉強してるんじゃないだろうか。
成績が上がることは喜ばしいのだが、そんな勉強をしたら身が持たないし
なにより前より先生が部屋にいる時間がぐんと上がり、
姉ちゃんらが部屋を探す話もなくなってきていることだ。
たった一回の欠点で・・・。
僕は今、過去の自分をひどく恨んでいる。
あぁ、ジーザス。
どうか僕に明るい未来を。
アーメン!