何時 目覚めたのか憶い出せなかった
気付くと雨は降り止んでいたようで…
唯一窓の無い部屋の中までが 無音に支配

沢山の鏡には布が掛けられている
見慣れた風景に 何故か既視感

貴方:何かを探して
でも
そもそも此処に 今

立ち上がって
冷えきったスリッパを履いて
羽織るものを探して
iを折り曲げて
pを飲み込んで
シーツ毎ロープで括りつけて ドアを空けて部屋の外に出る

大丈夫みたい
まだ背中は ちゃんとあるもの
違うよ 愛しいだけだって
終結 眼 包んだ 措いて 唳を成した
貴方の背中だけ欲して
其れだけ剥ぎ取ったから
証に拘る人だったとしても
彫刻は胸にだけ超克を背に鑿

鏤めた砂糖の部屋に辿り着いて 早く 優しく 大好き って囁かなきゃ鼓膜が破れるまで