誰がどんなものを望んでいるか。

 

それを知ることは難しいことです。

 

お子さんが本当に求めていることを知ることができたら、きっと親子の関係も変わってくるでしょう。

 

今日は親子関係にヒントになることをお届けします。

 

 

この記事を書いた人
▫️不登校やひきこもり、発達障がい専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️不登校やひきこもりの進学・就労をサポートする
 

1. お腹いっぱいのときに高級フレンチは食べられない

お腹いっぱいにご飯を食べたあとに「高級フレンチを予約したから今から行こう」と言われたらどう思うでしょうか。

 

お腹が空いていたら、ぜひ行きたいところですが、お腹がいっぱいだと、いくら高級料理でもほしいとは思いません。

 

私は大食いの動画を観るのが好きなのですが、自分自身がお腹いっぱいのときは観なくなります。

 

どれだけ高級なものでも、タイミングによっては欲求が湧かないものになります。

 

私たちの欲求は、ときと場合によっても異なります。

 

ここが砂漠ならば、1本200円ほどのペットボトルにも1万円出すことだってあるでしょう。

へとへとに疲れるまで走ったら、たった100mの道も歩きたくなくなるでしょう。

 

ほしいものがあったとしても、タイミングによっては必要のないものになります。

 

2. 子どもたちがほしい言葉もときと場合によって異なる

学校に行くことが辛くなったときに「学校に行かないと将来困るよ」「勉強が遅れたらどうするの?」と言われたらより辛くなります。

 

辛いときにほしい言葉は、危機感を煽るものではありません。

 

「何かあったかな?」「話したくなったら話していいよ」「今はちょっと休もうか」

 

不登校が始まったばかりのお子さんは、親のことを避ける傾向があります。

その行動には学校に行けていないという負い目があるからだといえます。

 

負い目がある中で、顔を合わせると学校のことを言われる、過度に心配されると一緒にいることが負担になります。

 

親が嫌いで避けているのではなく、親と向き合うパワーが足りていない状態なのです。

 

一方でお子さんがしっかりと休み「暇」を感じられるようになると、逆に学校の話をすることが刺激になります。またお子さんからも学校や友達のことを話題にするかもしれません。

 

学校のことはずっと言ってはいけないのではなく、タイミングによって考える必要があるということです。

 

不登校が始まった頃は、学校に行くこと、友人と過ごすこと、勉強すること、部活動をすることにいっぱいいっぱいになっている状態です。

 

これ以上続けると、本当に立ち上がれなくなる。だからこそ休むという方法を選びます。

 

つまり「学校のことで悩んでいる状態」が「お腹いっぱい」になっている状態です。

 

しかし休息を取り、少し学校と距離を置くことで、だんだんと心に余裕が生まれてきます。

 

やがて「暇」を感じるようになると、学校という刺激の多い場所への「枯渇感」が生まれてきます。

 

喉が渇いているときに冷たい水があると嬉しいように、枯渇しているときにはむしろ話したい状態になります。

 

このタイミングではあえて「学校のことどうしようか?」と聞くことがちょうどいい刺激になることもあります(もちろんそこで怒ったり、イライラするようであればすぐに引きます)。

 

学校のことは言ってはいけないのではなく、お子さんの状態を見て「枯渇しているかな?」というときにはむしろ出していいものになります。

 

3. 学校のことを話していいタイミングとは

不登校が始まり出した時期において、学校のことや友達のこと、勉強のことや進路のことは、かなり強い負担になります。

 

お子さん本人も考えないといけないのはわかっているけれど、気持ちに余裕が持てていない状態です。

 

その状態でこれらの話をされるといっぱいになったコップのように一滴の水滴で溢れてしまいます。

 

しかし、休息を取ることで、お子さんの様子にも変化が見られるようになります。

 

そのときのキーワードが「暇という言葉」です。

 

親が帰宅するや否やその日仕入れたニュースの話などを喜び勇んでしてくるようになったり、やたらと「暇だ。何をしたいいだろう」などの言葉が出てきたときは十分に休息が取れている状態と考えられます。

 

多少の刺激に対しても対応できる状態になっていると考えられるため、まずはお手伝いや勉強のことなどから話してみて、大きな抵抗が感じられなかったら、学校のことなども話すようにしてみます。

 

刺激に飢えているので、これらのことを考える心の余裕も持ち合わせています。

 

「暇」という言葉や態度は、大きなサインになります。

 

明確に時期について伝えることは個人差があるので難しいのですが、概ね3ヶ月〜半年というあたりにこの言葉が出てくることが多いです。

 

4. お子さんの立場に立って考えてみる

自分がお子さんと同じ状況になったとき、どんな言葉を言ってほしいでしょうか。

 

親御さんが不登校を経験していないとき、学校に行けない気持ちはわからないかもしれません。

 

しかし、例えばご自身がうつになって、夜も眠れず、食欲も減り、趣味も楽しめなくなったときを想像することはできると思います。

 

そんなときどんな言葉をかけてほしいでしょうか。

 

「もっと頑張れ」「気にしすぎだよ」「ここで休むと後々査定に響くよ?」「ローンはどうするの?」

 

そんな言葉を聞きたいでしょうか。

 

「ちょっと話聞くからどう?」「少し休んでみる?」そんな言葉かもしれませんし、もしかしたら何も言わずただ見守ってほしいこともあるかもしれません。

 

お子さんの気持ちはわからずとも近しい状況を想像することはできます。

 

自分が子どもだったらどんな思いか。

 

想像することから始めてみましょう。

 

 

迷ったときはご相談ください

「子どもが悩んでいるときどんな言葉をかけたらいいだろう?」

「学校に行けないことは理解できない。どう対応したらいいだろう?」

「遠慮して学校のことを話していないけれど、このままでいいのだろうか?」

 

お子さんと接するとき迷いはつきものです。

 

お困りの際は一度一緒に考えてみましょう。きっとヒントを見つけていただけるはずです。

 

【不登校のお子さんとの対応についてのご相談についてはこちらからどうぞ👇】

 

\不登校やひきこもりのお役立ち情報をお届けしています!/

フォローしてね

  

■お問い合わせ■

\小冊子プレゼント!!メルマガ登録はこちらからです/

なかがわひろか メルマガ登録

  

【LINE公式はこちらです!】

\ひきこもりや不登校に関するお役立ち情報をお送りしています。/

無料小冊子をプレゼント中です!

OFFICE NAKAGAWAは兵庫県にある不登校・ひきこもり専門のカウンセリング+家庭教師のオフィスです

 

▶︎ホームページはこちらです

 

 

【ブログ著者:なかがわひろかについて】
 
プロフィール写真

■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。現在大阪市・京都府でスクールカウンセラーならびに、看護専門学校にて発達心理学の講師を務める

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。小中高生や、PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。