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兵庫県にある不登校・ひきこもり専門のカウンセラー+家庭教師なかがわひろかです。
ひきこもりに至るまで
ひきこもりとはある日突然始まるわけではありません。
最初は学校に行けなかったり、仕事に行けなかったりする中でも
リビングで過ごしたり、ちょっとした買い物には出かけたりします。
しかしだんだんと自室で過ごすことが増え
お風呂に入らなくなり
昼夜逆転し、家族とご飯を一緒に食べなくなり
そして話もしなくなり、
やがて部屋から出てこなくなります。
少なくとも家族とは顔を合わさないようになります。
昨日まで元気だったお子さんが
今日からいきなり部屋から出てこなくなる、
ということではありません。
ひきこもるまでには「過程」が存在します。
そしていざ自室にひきこもるようになると
親御さんがいくら働きかけても
反応しなくなります。
そうなるとひきこもりは長期化することになります。
この状態になるとご家族だけで対応するのは困難です。
外部機関の方と関わり合うことで
悪循環をたちきり、お子さんが安心して接することができる人と
関わりを増やすことが必要となります。
しかしサポーターとお子さんが関われるようになるにも時間はかかります。
深刻化させないことはできる
もし今お子さんがそこまでのひきこもりではない場合、
親御さんの働きかけでひきこもりを悪化させないことは十分にできます。
けれども、顔は見るけれど
お子さんと対話することができない場合は、
本格的なひきこもりを止めるが難しくなります。
顔をあわせて、多少なりとも会話ができる状態があるのであれば
お子さんと話をする機会をとっていくことが重要となります。
そのときに、仕事や学校のことについてとやかくいうと
より一層お子さんは顔を合わせないようになります。
まずは何気ない話からです。
挨拶から、今日の晩御飯、時事ニュースなどを話せる関係性を
維持していきます。
その上で「一度しっかりと話をしたい」と伝えます。
その際も、お子さんの気持ちを十分に聴き、受け入れた上で
親御さんの意見を伝える、ということを徹底します。
親が受け入れてくれたことがお子さんの中で実感できたら、
最初は反発もあるでしょうが、
だんだんと態度は軟化していきます。
話さえできれば
ひきこもりはご家族の力でも
脱却することはできます。
話の聴き方を今の間に練習しておきましょう
だから今話ができているのであれば
次はどうやって話を「聴けばいいのか」について
練習するようにしておきましょう。
対話力は練習すればするほど上手になります。
お子さんが「親は安心して話せる存在」と思えたら
少なくとも自室から出てこないということは無くなります。
本格的にひきこもり状態になる前にできることがあります。
まだそのチャンスがあるのであれば
取り組むようにしてみましょう。
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